伸るか反るか瀬戸際 日本株が先進国で一番出遅れ強気 (2017.04.07)
軒並み反落。日経平均一時329円安。引けも甘い。5日、200ドル以上続伸したNYダウが急落。円高に跳ね返りこたえた。民間調査で3月の米雇用26万3000人増を好感し、伸び切ったところへ3月14~15日のFOMC議事要旨が水を差した。年内資産縮小と利上げを示唆。株高に警戒感も伝えられ、売りが売りを呼んだ。道理で5日の空売り比率42.97%と半年ぶり高水準。トランプラリーで積み上がった裁定買い残が1兆円ありボトムゾーンにきた。解消売りが見込まれ、日経平均1万8534円。修正値1万8232円が下値の目安。二段構えだ。前日米債券が買われたのも株安の煽り。日本では鉱業を除き32業種売られたが、IoT関連比較的確り。上昇トレンドに収まっている。6日の日米首脳電話会談、6~7日米中首脳会談で北朝鮮やシリア内戦など内憂外患に一定の鎮静効果。世界の耳目が集中する前で大規模な軍事衝突や不測の事態も考えにくい。ロックフェラー氏が6度心臓移植を受け、101歳までもちこたえたように長期戦。戦後70年の過渡期を短期決戦で乗り切れるはずがない。ハネムーン100日を初動とすれば、4月16日のイースター休日、同28日、さらに5月12日のSQが焦点と述べた。これから半年、1年後を先取りするもので、日本株が先進国で一番出遅れているだけに強気。トランプ氏の大減税、インフラ投資、金融規制緩和にレパトリ減税など最大の受益者が日本とも述べた。株価に限れば、確かにバブル崩壊から米国10倍、欧州3倍にひきかえ日本半分以下。90年代に金融・手数料自由化、ネット普及。平成の鬼平こと日銀の総量規制でがんじがらめにされ、根こそぎ外資にやられたものだ。それが、リーマンショックをこなし持ちこたえた。官房長官がバブル再燃を黙認している模様で興味深い。米国が日中接近を嫌がり、中国の泣きどころが金融にあることも明らか。2月20日フラッシュメモリーを開発した舛岡東北大名誉教授(73)を紹介した。4月6日に中日新聞の取材にこたえ、■■(****)は半導体の評価を誤ったという。彼我ともに伸るか反るか瀬戸際。6日の反落を前向きに受け入れた。北朝鮮と韓国の場合も、統一に尽きる。分断されたベトナム、ドイツを前例にワシントンと北京が体制の安全を保証することだ。暴発リスク、コストより統一のメリットを後押し。故意に危機をつくり出し、当事者や近隣に兵器を売り込んだ旧弊を改めることだ。
6日の日経平均264円安。大引け1万8597円。TOPIX1480(-24)。東証一部の出来高20億6800万株、売買代金2兆4500億円。値上がり73(値下がり1919)。6月限が1万8610円(-1.32%)の引け。夜間取引で710円をつけている。10年債利回り0.060%変わらず。上海総合が3281(+0.33%)で引けた。マザーズ指数の引け1011.63(-2.35%)。反転が近い。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など数えるほど。■■■■■■■(****)の220円台、■■■■■■(****)の1400円台など記念に拾うところだ。■■■■(****)の380円台も稀少価値。■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)。■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など然り。決算発表待ちだ。(了凡)