欧米も日本化やむなし 8~9日玉虫色の声明で越年 (2011.12.06)
週明け小高い程度。9日にメジャーSQを控えもみ合った。欧米、中国手詰まり。ロシア与党選挙苦戦、不正も伝えられ方向感が出ない。■■■(****)を除いて主力が一服し、低位の日計り商いが物悲しい。基本的には、5日述べた通り。11月30日つけたNYダウ490ドル高の落ち。8日ECB理事会、8~9日EU首脳会議によるもので、ドイツがPIIGSに対し財政補填に道筋をつけると考えにくい。来年1月満期償還が集中し、乗り切っても3月、6月危機。際限ないわけで、2月以降ギリシャ支援打ち切りとも述べた。EU当事者の時間稼ぎにひきかえ、延べ8000本のヘッジファンドと金融機関が決算処理に気をもんでいるためだ。ファンド引き揚げには45日前の通告が必要だが、8、9月の暴落で10月15日解約急増。償還期限が12月末とあって慎重になった。11月30日特ダネになった欧米と日本6中銀による合意。5日からドル金利を0.5%下げ欧州銀に供給というが、3日の日経が伝えるようにECB0.25%利下げの公算もある。このため、8~9日玉虫色の声明で越年。米国の第3次追加緩和を伝家の宝刀に目一杯時間稼ぎ。ハードランディングを避ける上で欧米も日本化やむなしとみられる。英国とイラン、イスラエルとパレスチナを火種に来年世界中選挙尽くし。既存政党に飽き足りない第3、第4勢力の台頭活発。日本でも11月27日の大阪府知事・大阪市長W選で「維新の会」に断トツの支持。民主や自民ばかりか共産党の既得権もぶち壊しになった。旋風が全国に広がるとみられ、群雄割拠の下剋上相場なら望むところ。しかし、資本主義が終わった印象もあり、これといったリード役が見つからない。しばしば採り上げる■■■■■■■(****)、■■■(****)が保険つなぎ。レギュラーにしても■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)。■■■(****)、■■■(****)。■■■■(****)、 ■■■■■■(****)止まり。何が起きても受け入れる構えだが、原発事故の収束が困難だけに、フロンティアを失ったことも事実。しかし、消去法で日本。来年2月までに片がつく見通し。欧米の白人エリートは、お先真っ暗といいながら、まだ自分たちで不良債権を解決できると思い上がっているフシがある。一度震え上がる事態なしに収まらない。EUができた時から今の危機を演出した本尊がいた。英国とスイスがユーロという共通通貨を採用していないのは何故か。彼らが英国とスイスにいることにほかならないという。彼らは2月にかけてボロを出す。時がくるのを待て。
日経平均は52円高。8695円で引けた。出来高14億3000万株、売買代金8000億円。■■■■(****)が値上がりトップ。09年出尽くしたネタとみられる。2日述べた■■■(****)が人気化。弾みがつきそうだ。再建中の■■(****)も仕込みの形跡がうかがえる。要するに餅つき相場。8~9日拍子抜けになれば場味も変わる。テーマは、ポスト・グローバリーゼーション。過剰債務による経済成長が限界に達し、震災に見舞われた東北から新しい経済学が誕生するという。震災、円高、タイ洪水、TPPなど吸収。欧米債務危機が一区切りつく2月にスタート。それまで試行錯誤が続く。MRJの■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)も控えている。(了凡)