証券ビュー

アンコール伊勢町

山本五十六とそっくり 行き過ぎた悲観論と過大な期待 (2017.03.17)

続落のあと小反発。3日振り持ち直した。NYダウ112ドル高、8日振り原油先物の反発を受けたもので米利上げ後を探る展開。「オランダのトランプ氏」敗北が伝えられ落ち着きを取り戻した。米0.25%利上げも「年3回」のペース。16日予算教書、債務上限問題と18日G20 待ちだ。波乱含みに違いないが、行き過ぎた悲観論とトランプ氏に対する過大な期待が綱引き。三角もち合いになった。早くから3月15日暴落説を流していた筋が不満の模様。一向に下げないため狼少年といわれ、3連休明けから年度末買い戻しも考えられる。16日東証が発表した需給情報によると、3月第2週現物先物合計で外資1098億円売り越し(前週1207億円買い越し)。個人538億円売り越し(同1163億円売り越し)。信託銀も1020億円売り越し(同719億円売り越し)腰が引けたまま。腫れ物に触るような地合いだ。こうなると、需給が決め手。売りも買いも裏目に出る公算が大きい。前日述べた大和レポートのアノマリー、倍返し・黄金分割によるNYダウの目安。さらに、旧東京五輪の3年3ヵ月前もアノマリー。一部始終ハネムーン100日(4月末)、5月12日のSQまで目を離せない。何も彼も「トランプ氏のせい」にした米国の「終わりの始まり」を初動でとらえる。一説に敗戦処理、大暴投の可能性もあり、2008年9月に起きたリーマンショックの第2幕。08年の危機がオバマ氏でなくFRBに責任があり、この上トランプ氏を担ぎシムズ(ノーベル賞経済学者で米プリンストン大教授)理論で煙に巻くという。彼に出来ることは何もなく経済の落ち込みが避けられない。あるとしても、超不況の時代を大統領として過ごし債務を清算するだけときつい。以前、彼は「デフォルトも問題解決の手段」といっていた。過剰支出、財政赤字、伸び切った超低金利が続いているためだ。これまで4度倒産して米大統領に登り詰め、奉仕事(まつりごと)を不動産業と勘違いしている。それでも、昨年11月ヒラリーでなくてよかった。彼女なら1990年代の夫同様、いまだ支配階級による時代遅れの政策を引き回しているはずだ。FRBにしても、依然国や民間の不良債権を買い取り借金を増やすだけ。デフォルトを避けるため永久に信用創造を続けているのが問題という。ご高説もっともだ。トランプ氏も気づいているといわれ、山本五十六の「半年、1年なら大暴れしてご覧に入れる」旨とそっくりだ。
 16日の日経平均12円高。大引け1万9590円。TOPIX1572(+1)。東証一部の出来高17億9600万株、売買代金2兆1500億円。値上がり1235(値下がり630)。6月限が1万9449円(-0.05%)の引け。10年債利回り0.070%(-0.020%)。上海総合が3268(+0.84%)で引けた。マザーズ指数の引け1051.84(+1.55%)。再び1102を目指す。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。■■■(****)関連で■■■■■■■(****)を追加する。(了凡)