証券ビュー

アンコール伊勢町

長期金利がブレーキ 明暗分ける総論売りと各論買い (2017.03.03)

買い一巡後伸び悩み。日経平均一時274円高。戻り売りに押され安値引けになった。前日NYダウ303ドル高。1ドル114円台の円安によるもので、3空に買いなし。
トランプ氏の議会演説(一般教書)とFRB3月追加利上げを織り込み上げ一服。銀行や証券のほか素材も確り。米長期金利が2月16日以来2.471%に上昇する一方、2日新発10年債利回りも0.070%(+0.010%)に上振れ。市場がブレーキをかけた。半面、中小型や2部の材料株が活況。JQ平均15連騰、マザーズ指数9連騰の賑わい振り。総論売りの各論買いが明暗を分けた。黄金分割で試算したNYダウの上値2万1186ドルに対し、前日2万1115ドルで引けあと71ドル。3日FRB議長、副議長の講演を控え慎重になった。米副大統領の来日が4月17~18日で20日まで滞在するといわれ、副総理・財務相と「ハイレベルな経済対話」が俎上にのぼりそうだ。トランプ氏は去る2月10日の日米首脳会談でアソウを同行するよう日本側に頼んだという。経営者出身のお金持ちでカネの匂いに敏感な盟友という設定。トランプ氏が2月3日ドッド・フランク法を見直しボルカールールを骨抜きにする一方、ゴールドマンのCOO(社長兼最高執行責任者)を歴任したコーン氏をNEC議長(国家経済会議)に指名。3月13日前後の予算教書で「驚くような減税」を盛り込む見通し。材料出尽くしだが、4月に米副大統領来日を通じ副総理・財務相との間で具体的な詰めを残している。ハネムーン100日のさなか、米国の国防費6兆円増(約1割)が伝えられ、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)中心に一連の防衛関連が軒並み高。部品の大半日本製で品質や精度もいいためだ。インフラ投資113兆円にしても回りまわって日本企業に特需。■■■■■■■(****)が典型だ。英米通して製造業に強いロスチャイルドがロックフェラーグループ(エネルギーや金融、食品)をリード。ゴールドマンがシティグループを圧倒しているだけに、円安株高を加味して日本が最大の受益者とみられる。日経が2日1面トップで「ヤマト、残業1割削減」と9段抜きで伝えたが、日本市場で2億品目といわれるアマゾンの1時間配達が困難になるほか、コンビニトップの■■■■■■■■(****)も頭打ち。兵站が伸び切ったまま手の打ちようもない。結局、IoTがフロンティア。■■■(****)と■■(****)をモノにすると前途に光明。CMOSイメージセンサーとフラッシュメモリーの時代がやってくる。
 2日の日経平均171円高。大引け1万9564円。TOPIX1564(+11)。東証一部の出来高22億1000万株、売買代金2兆5300億円。値上がり1457(値下がり421)。3月限が1万9620円(+1.18%)の引け。10年債利回り0.065%(+0.005%)。上海総合が3230(-0.52%)で引けた。マザーズ指数の引け1071.08(+0.12%)。出来高が増加している。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など手に余る。何が起きても前向きに進むことだ。(了凡)