裏目が出ても春一番 似て非なるトランプ氏の議会演説 (2017.02.28)
週明けも続落。日経平均一時288円安。後場下げ渋った。1ドル111円台の円高が響きほぼ全面安。一方、中小型の材料株やJQ平均、マザーズ指数が続伸。満更でもない。
28日、トランプ氏の米議会演説を先取りするもので、「驚くような減税」を発表すればよし。裏目が出ても春一番。前向きに進むところだ。24日、NYダウ11連騰。1987年1月12連騰で市場を沸かし、同10月ブラックマンデーに見舞われた。当時22.6%安となり、24日の終値2万821ドルで計算すると4700ドル安。確かに30年振りだ。しかし、似て非なるもの。1964年10月東京五輪の3年3ヵ月前日経平均が1829円74銭の高値をつけ、65年7月1020円49銭で底を打ったのもそうだ。ヘーゲルの弁証法に出ていた。似ているため、違いがわからないと浦島太郎になる。NYでも個人が笛吹けど踊らず。日経が伝えた投資家協会の週間調査によると、今後6ヵ月強気33.1%(年初から13.1%減)、弱気32.4%(同7.2%増)とほぼタイ。30年振りの記録にも動じない。米国の政策転換で最大の受益者が日本と述べた。記録的な低金利から財政に舵を切り、規制緩和、減税、インフラ投資をもたらすもので、円安株高に跳ね返るためだ。知ってか知らずか、これから起きる強烈な物価上昇や米ドル暴落など新たな金融危機を仮説に、すべてトランプ氏のせいにして遁ずらしようとする向きがいる。自分たちだけ残ると思っているわけで、せいぜい空売りの買い戻しが関の山。成功すると考えにくい。日本が最大の受益者といっても、2月から最後の金曜日をプレミアムフライデーにする霞が関の連中もお粗末。3月31日も月末と年度末が重なり世論の反発に拍車がかかりそうだ。22日、何かが起きると日柄整理。新月満月と経済合理性に身を任すと述べた。何が起きても新月満月を受け入れ、市場原理を損うことなく前向きに進むという意味だ。その点、日本企業のファンダメンタルズ3Q予想以上。第4次産業革命でIoTの時代を迎え、センサーとロボット中心に息を吹き返すところにきた。■■■(****)と■■(****)を双璧に■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)。さらに、■■■■(****)など27日新月買い。28日トランプ氏の演説が翌日伝えられ目鼻がつく。ハネムーン100日のフェアウェイが姿を見せるはずだ。米国が山本五十六同様にトランプ氏の逆真珠湾攻撃で雄叫びをあげたようなもの。100日はおろか、半年や1年大暴れを覚悟している。
27日の日経平均176円安。大引け1万9107円。TOPIX1534(-16)。東証一部の出来高18億3800万株、売買代金2兆1300億円。値上がり431(値下がり1458)。3月限が1万9140円(-0.67%)の引け。10年債利回り0.050%(-0.010%)。上海総合が3228(-0.76%)で引けた。マザーズ指数の引け1059.28(+0.25%)。1102目前になった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など比較的確り。■■■■(****)や■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など狙い目。■■■■■■■(****)も反転待ちだ。(了凡)