証券ビュー

アンコール伊勢町

ギリシャ支援打ち切り 日本企業急回復という仮説 (2011.12.01)

手がかり難から反落。安値圏でもみ合った。前日ギリシャ向け融資、欧州金融安定基金の枠拡大を織り込み、予想以上といわれる米国のクリスマス商戦もNYダウ32ドル高止まり。前月比2.4%上昇した10月の鉱工業生産指数を受け流している。同日、経済制裁にたまりかねたイランの群衆がテヘランの英国大使館や関連施設を襲った事件が気がかり。かねて英米vsイラン、イスラエルvsパレスチナが再び一触即発。欧米債務危機をそらす上で「第3次大戦」のうわさしきりだ。ギリシャ支援にしても、12月8日償還分を11月29日処理。来年2月以降打ち切りの情報。ユーロ加盟17ヵ国がパニックになるほか、非加盟10ヵ国もアウト。ドイツしか残らないという。11月11日ユーロ捨てるドイツ、これから一生に一度の買い物と述べたが、来年1月PIIGS債の満期償還が集中するだけに考えられるプログラム。本尊はドイツのフランクフルトを足場に英国、フランス、イタリア、スイスにも拠点。そもそもユダヤの神殿とローマ教会に両替所が置かれ、富が神殿と教会に集まるようになり巨大な銀行に化けたという。従来、欧州各国の中央銀行が神殿と教会の名残といわれる。その中央銀行が曲者で、秘密結社になっているところがミソ。近隣の国を債務漬けにし、得られた利子を自分たちの組織に回しているわけだ。われわれは2012年12月22日、フォトンベルト入りから本尊筋との闘いが本格化。これから日本企業復活を期して欧米、中国に対抗。難局を乗り切るところにきた。証券の場合、早ければ12月か来年1、2月セーリングクライマックス。1~3月ないし4~6月急反発。個別に倍、3倍になるものがざらにある。このため、はやぶさで有名なロケット博士糸川英夫(1912~99年)の「逆転の発想」にちなみ、彼の考えた般若心経を紹介する。いわく、色即是空 空即是色 正即是負 負即是正 動即是静 静即是動。つまり、正と負は同じ。動と静も同じ。マイナスがプラスになるためで、マイナスを突き詰め、もうひとつマイナスをつくると「新しいプラスが生まれる」という。平たくいえば、震災と円高、タイ洪水にもかかわらず来期日本企業の業績急回復という仮説。現在の主力どころならやってのける。そこで、■■■■(****)をリストアップ。11月8日上方修正し、翌9日中期計画を発表。制御事業で世界一になる仮説が手がかり。2015年(創業100年)が焦点。来年から2年調整運だけに突っ込み買い。650円が目安だが、来年2月にかけて550円も考えられる。

日経平均は43円安。後場寄りストンと値を消し再びもみ合い。大引け8434円まで戻した。出来高17億6200万株、売買代金1兆円。12月というのに淡々としている。景気の落ち込みも響いており、米国と違ってクリスマスや正月気分なし。大半先が心配で打つ手なしという。その点、持ち駒の■■■(****)が12万4700円の引け。1月高値の6割にとどまっているが、国内外で治験中のがん治療用ワクチン実用化が手がかり。11月24日11万3000円まで突っ込み自律反発とも受け取れる。見方によるが治験良好という。いずれにしても、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)が中心。■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)などマイナスをプラスに変える場面。市場は12月から3ヵ月足らずで様変わりになる。(了凡)