ヒラリー氏よりマシ ハネムーン100日が賞味期限 (2017.02.10)
再び円高に振れ反落。下げ渋ったものの往って来い。10日、日米首脳会談待ちという。8日、ナスダックが最高値を更新しながら、米10年債利回りが一時2.33%(昨年12月2.64%)に低下。金融株が売られ皺寄せだ。
世界最大の米系ヘッジファンド「レイ・ダリオ」が、1月末の顧客向けレポートでトランプ氏の政策に懸念を表明し、面白いどころでなくなった模様。しかし、ヒラリー氏よりマシと評価する声もあり、売ると上がり買うと下がる。9日、東証が発表した2月第1週(1月30日~2月3日)の需給情報によると、外資が現物先物計4718億円売り越し(前週1316億円買い越し)。個人は2886億円買い越し(同1822億円売り越し)。信託銀が735億円売り越し(同3308億円買い越し)と三者まちまち。トランプ氏の政策実現に気迷いがうかがえる。米国第一主義ならドル高・金利上昇をもたらし、住宅と新車需要の落ち込みが予想されると述べたばかり。米国経済は長期金利の上昇でダメージを受ける公算が大きい。市場の一部で「2016~17年に限り損をしないだけで少数の勝ち組になることができる」という書き込みを見つけた。いつ円高株安の巻き戻しが起きるかわからないためで、トランプ氏の場合、半年か1年が賞味期限。ヘリマネとマイナス金利の手解きを受けた日銀が、異次元緩和でサプライズを巻き起こしたのと同じ。山本五十六が真珠湾攻撃の際、切羽詰まった御前会議で半年や1年暴れて見せますと述べたくだりを引用した。英国のEU離脱に続き米国も追い詰められ、日本が対米開戦に踏み切った当時と逆になった。せめて、ハネムーン100日寛容でありたい。確かに、ヒラリー氏よりマシな気分。首相が米国2泊。フロリダでトランプ氏のほか、ロスチャイルド、ロックフェラー氏とグリーンを回り、副総理と外相が随伴ならやむを得ない。1月27日述べたように、リーマンショック後の09年3月安値6547ドルを底に黄金分割でNYダウの上値を試算すると、2万1186ドル。1月26日2万100ドルをつけ94.8%の水準。ハネムーンで100%になればリスクオフ。正論を云々している場合でない。どう折り合いをつけるか適応が決め手。国益にしても、企業の稼ぐ力が条件。日本が失われた20年といわれながら苦難をしのぎ、主力がAI、ロボット、IoTなど第4次産業革命に駒を進めているか今にわかる。■■■(****)が本命なら、■■(****)は穴。14日、大穴といわれ入りたい気分だ。
9日の日経平均99円安。大引け1万8907円。TOPIX1513(-10)。東証一部の出来高19億3300万株、売買代金2兆2400億円。値上がり659(値下がり1205)。3月限が1万8910円(-0.42%)の引け。10年債利回り0.085%(-0.005%)。上海総合が3183(+0.51%)で引けた。マザーズ指数の引け1005.86(-0.48%)。押し目買いだ。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。■■■(****)は267円引け。少なくてもキイトルーダ、オプジーボ以上のネタが出るはずだ。■■■■■■(****)が戻り高値を更新。519円カイまで視野に入った。(了凡)