証券ビュー

アンコール伊勢町

残るのがドイツと日本 決め手になるファンダメンタルズ (2017.02.06)

前週末まちまち。日経平均一時83円安。引け持ち直した。前場、日銀の買いオペ通知後に長期金利が0.150%まで急上昇。円高株安に振れる一方、後場指値オペが伝えられると円安株高に反転。
その後見送られた。トランプ氏が日本の通貨政策を批判しているためだ。首相が3日18時半から都内のホテルで■■■(****)の社長と会食。北米の自動車生産をはじめ米新政権を巡る関連テーマで意見交換。10日ワシントンで米大統領と会談。11日もフロリダの同大統領別荘で会談の予定。11日満月だけに10日か13日買い戻し。3日、米雇用統計発表を踏まえ模様眺めで終わり上々だ。1月30日紹介した■■■(****)が急反発。CMOS(シーモス)イメージセンサーが見直された。日銀が金利上昇を牽制し債券市場と対立する中で値上がり率ランキング72位。買い戻しに過ぎないが、2日映画の営業権減損で下方修正した直後イメージセンサーを上方修正。本業のエレクトロニクスがIoT時代を先駆。人間の目を超えた技術だけに、防犯カメラに搭載すると犯罪が10分の1に減るという。第4次産業革命が本格化すると、IoTでざっと世界5割のシェア。いささか気が早いものの、2000年につけた上場来高値3万3900円挑戦も考えられる。■■■■(****)、■■■(****)推して知るべし。■■(****)のフラッシュメモリーも同次元。今、来期あく抜けが見込まれ一本立ち。サムスンを抜いて世界一に返り咲くと、同メモリーを開発した舛岡富士雄氏(73=東北大名誉教授)にノーベル賞と述べた。青色発光ダイオードの開発でノーベル賞の中村修二教授が200億円なら、市場規模100倍のフラッシュメモリーの価値2兆円といわれた。米半導体大手ウェスタン・デジタルと組み、現在の世界シェア36%(■■(****)21%)。原発関連の減損7~8000億円計上する一方、1兆5000億円投入して四日市工場を増強。胸突き八丁に差しかかった。要するに、ファンダメンタルズ。経済の基礎的条件が決め手。■■■(****)、■■■(****)、■■(****)も米大統領令に適応して事業継続に持ち込めばよい。山本五十六がいたら、トランプ氏も半年か1年。2年3年持つ道理がない。欧米や中露など大国が天狗になり消耗戦に入った。消去法でいくと、残るのがドイツと日本。日本もシリアの難民150人受け入れを表明したが、ドイツの場合100万人規模の亡命申請。比較にならない。受け売りだが、トランプ氏の米国は日本にとってチャンス。日本は米国に反発しても得るものがなく、彼の要求を大半受入れてもこなす。彼が何をいっても市場が反応しなくなる時、日本の対策が有効なら成功。われわれも週明けから手を打つ。
 3日の日経平均3円高。大引け1万8918円。TOPIX1514(+4)。東証一部の出来高21億1600万株、売買代金2兆6200億円。値上がり996(値下がり854)。3月限が1万8940円(+0.05%)の引け。10年債利回り0.095%(-0.010%)。上海総合が3140(-0.60%)で引けた。マザーズ指数の引け990.95(+0.27%)。心配ない。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など久々に盛沢山。■■■(****)が決算発表した。中味を検討したが、わからずじまい。反転待ちだ。(了凡)