証券ビュー

アンコール伊勢町

30年越しに株の時代 IoTの時代迎えセンサー3銘柄 (2017.01.30)

前週末続伸。1ドル115円台の円安に振れ確り。後場伸び悩んだ。NYダウ2万ドル大台乗せに連動し利食い、ポジション調整売り。相次ぐ好決算発表も大半織り込み済み。
手仕舞いの買い戻しが正体とみられる。30日~2月1日に日銀政策決定会合とFOMCを控えているためで、米ISM景気指数や2月3日米雇用統計発表も新たな材料。日経平均が週後半3連騰で678円上げたものの盛り上がりに欠ける。米国で債券利回りが上昇し株式シフト。10年債利回りが2.538%まで上昇し昨年12月28日以来の水準。英国EU離脱、米国大統領選を境に30年前後続いた超低金利の流れが一変した。世界の資金がどこに向かうか半年、1年後興味深い。恐らく日経平均、TOPIXを呼び水にAI、ロボット、IoT関連の日本企業に回ってくる。27日、東洋経済が紹介した「45兆個のセンサー市場」がヒント。シェア50%超の日本企業がIoTを制し、救世主になるという内容。あらゆるものにセンサーがつく時代を迎え、従来のCPUやメモリーに取って替わり最重要なデバイス。人間の五感、見る、聞く、話す、嗅ぐ、触るをこなすもので、指先の器用な動きや五感の敏捷さ、繊細さで日本人に勝る民族がなしという。橋やトンネルなどにセンサーをつけ、構造物として安全確認や交通安全、周辺の治安維持など用途拡大。現在3兆円の市場が数年で10兆円超に拡大する見通し。最右翼が■■■(****)。人間の目にあたるCMOS(シーモス)イメージセンサーで世界シェア5割以上。1キロ離れた人間の顔をはっきりとらえ、月も出ていない暗闇で色や形がわかるという。このほか、触るセンサーで■■■■(****)の血圧計。温度サンサ―で世界トップが■■■(****)。IoTの時代を先取りし水準訂正が続きそうだ。ロボットも日本のメーカーが世界シェアの6割を占め、現在1兆5000億円の市場が東京五輪前後10兆円。センサーと同規模になるといわれ、ともに世界をリードする見込み。試算によると、IoTの市場規模世界で360兆円。食品360兆円、自動車300兆円といわれ、日本がIoTでセンサー市場を制すと画期的。トランプラリーはおろか、週刊ポストの「日経平均4万円」も射程圏。週明けから第4次産業革命を先取りする動きが予想される。しばしば述べるキーエンス(6861)も有望。せめて100株つき合ってほしいものだ。
 27日の日経平均65円高。大引け1万9467円。TOPIX1549(+4)。東証一部の出来高19億4700万株、売買代金2兆4300億円。値上がり1003(値下がり857)。3月限が1万9460円変わらず。10年債利回り0.075%(-0.010%)。上海総合春節のため休場。マザーズ指数の引け991.47(-0.63%)。期待をもてる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など数えるほど。懸案の■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)確り。新たにセンサーダントツ3銘柄を加え、IoT時代に備えることができた。市場が世界レベルでケタ外れなスケール。しかも、日本が主導権を握る公算大。30年越しに株の時代がやってくる。(了凡)