ハネムーン100日 2012年12月にタイムトリップ (2016.12.28)
一部始終小確り。節税・換金売りをこなし底堅い。海外休場、年内受け渡し最終日。先駆した主力が売られ、出遅れた中小型の水準訂正が目立つ。1ドル117円台前半の円安にかかわらず伸び悩んだ。
東証一部の値上がり781(値下がり1076)にとどまり、米国原発関連で巨額の特損を計上する見込みの■■(****)が急落。資金不足1兆円といわれるイタリアのモンテパスキも足かせ。年末年始、高値整理とみられる。23日NYダウ7週連続陽線を受け、10週目にあたる1月第2週が踊り場。空売り比率が30%台前半に下がり膠着状態が続きそうだ。米国の原油先物相場によると、来年2月物53ドル、同後半56ドル。金利や保管コスト込みの2025年12月物さえ57ドルという。このため、11月9日からトランプラリーで一番潤ったのが日本株。政府や日銀が何もしなくても棚ぼたの円安株高。神風が吹いた。個人や信託銀など国内勢が6週連続売り越し、外資が6週連続買い越しと述べた通り。国内の因果玉が外資に吸収され需給好転。投機筋に狙われたという。ドル高以上に円安になっているためで、短期筋のポジション解消と売り仕掛けの対象になった需給要因が手掛かり。NYダウが最高値を更新しているのに対し日経平均の出遅れ明らか。転機を迎えたわけだ。アベノミクスがスタートした直後、2012年12月にタイムトリップするとわかる。当時も円安株高の真っ只中。政策のよしあしやファンダメンタルズにこだわる向きから異論続出。にもかかわらず、納会の日経平均1万395円(72円高)の引け。東証一部の出来高28億9100万株。年明け発会1万688円(292円高)で引け34億株出来た。1~3月疑心暗鬼に上げ4月の新年度入り急騰。5月22日FRB議長の量的緩和縮小が伝えられ、翌23日1万4483円(1143円安)で引けた。出来高76億5500万株、売買代金5兆8300億円。今回も似た経緯と考えられ出鼻で売らないことだ。外資がしゃかりき。種玉がないためで、当時1秒に1000回HFT(超高速取引)で稼いだだけに、同等の手口でハネムーン100日を切り盛り。世界中をトランプラリーに引っ張り込んだ。個人が買い越し、売り方が踏むまで終わらない。トランプ政権が米国史上最もリッチな閣僚でウォール街の手なずけた通り。ゴールドマンの人脈を存分に取り込んでいる。
27日の日経平均6円高。大引け1万9403円。TOPIX1536(-1)。東証一部の出来高17億4900万株、売買代金1兆8300億円。3月限が1万9340円(+0.10%)の引け。10年債利回り0.075%(+0.005%)。上海総合が3114(-0.25%)で引けた。マザーズ指数の引け927.18(+0.72%)。14日の戻り高値951.21を抜いてくる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など数えるほど。■■■■■(****)と■■■■(****)が気になる。■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)焦らないこと。大幅な水準訂正余地がある。今回も前回同様に株を持っていないと御利益(ごりやく)なし。日本でもグレート・ローテーションが起きる。日経平均2万5000円が目安だ。(了凡)