証券ビュー

アンコール伊勢町

定着した買いパニック 売り方が踏むまで終わらない相場 (2016.12.19)

前週末も続伸。日経平均9連騰。買いパニックが定着した。売り方の買い戻しによるもので、なお外資の玉推定4兆円以上が対象。個人、信託銀もやれやれの売りでお茶を濁している。前週のクライマックス拍子抜け。
事前に再三織り込み、米利上げ0.25%、日ロ経済協力3000億円など材料出尽くし。長期金利が米国の2.580%と連動し0.100%に上昇。日銀が9月に表明した介入の上限に達した。2012年12月、アベノミクス相場が始まった直後に似てきたという。昨年後半中国バブル崩壊が伝えられ、年明け原油暴落、6月に英国EU離脱。さらに、11月トランプ氏が米新大統領に当選するなど常に売り方リード。空売り比率が30%台後半のまま暮れを迎えた。ひきもきらず、円安株高。イベントが終了しても持ちこたえ、16日円安一服と相まって解け合いと述べた。売り方を閉じ込める狙いで、年末年始急騰も考えられる。国内に弱気が多い上、バブル崩壊から25年デフレに見舞われ浦島太郎続出。米大統領選を境に債券から株、ドル高、インフレに転換した市場に翻弄された。14日、「40年不況」で大踏みを演じた■■■■■(****)から半世紀余り。単純平均で試算すると、当面日経平均倍返し2万5000円。トランプタワー相場がやってくるという。1981~99年レーガン大統領当時にトランプタワーが出来たため。米政府資産をまるめ込んだといわれ、レーガノミクスの申し子。その後、87年10月ブラックマンデーでクラッシュ。トランプ氏も余波で破綻したという。しかし、米国の不動産価格が2008年リーマンショック前に戻し復活。来年1月、就任早々インフラ整備5500億ドルをはじめ大型減税や規制緩和など強い米国をアピール。事実上、瓜二つになる見込みだ。ちなみに、USスチールが11月8~12月15日まで7割上昇。CEOが自信を取り戻したという。日本なら釜石に活気が戻ったようなもので一時的。それでも、売り方が踏むまで終わらない。伸び切った買い方の投げが出るのも事実。続投を告げた■■■■■(****)と■■■■(****)に訊くとわかる。今回、1985年に次ぎ第2のプラザ合意があるという。出来上がってからだ。
 16日の日経平均127円高。大引け1万9401円。TOPIX1550 (+7)。東証一部の出来高23億1000万株、売買代金2兆9000億円。3月限が1万9380円(+0.46%)の引け。10年債利回り0.075%(+0.005%)。上海総合が3122(+0.17%)で引けた。マザーズ指数の引け927.02(-0.44%)。押し目買いだ。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。12月9日現在、米大統領選後に外資5週連続買い越し。信用残2.9%増、貸借倍率2.15、評価損7.06%、裁定買い残も1兆4741億円に過ぎない。外資が日本株の大相場を嗅ぎつけた。19日取材のため、20日付アンコール伊勢町を休載します。(了凡)