円安一服15日解け合い 外資買い戻し渋り2万円持ち越し (2016.12.16)
円安を手掛かりに続伸。日経平均一時183円高。当面のクライマックスを見た。1年振り0.25%米利上げのほか、来年3度利上げ見通しも伝えられ、1ドル117円台後半の円安。前日NYダ118ドル安と刺し違えた。
人民元が8年半振り安値をつけ、アジア通貨安にも跳ね返っている。FRB議長が利上げ発表後の会見でトランプ氏の政権チームと接触を明かし、4年の任期を全うする旨新鮮な材料。ロックフェラーも負けていない。日経平均が後場61円安から持ち直したのに通じる。米国が英国とよりを戻しロシアと接近したように、日本もプーチン来日と26日ハワイ真珠湾攻撃の犠牲者慰霊を踏まえ「解け合い」の様相。ひとまず高値をつけ日柄整理。円安一服と考えられ、内需関連やJQ、マザーズの水準訂正。循環買いが予想される。受け売りだが、昨年8月から先物に現物を加えた外資の売り越し累計12兆9800億円。これに対し、11月第5週まで8兆7600億円売り越し。差し引き4兆2000億円買い戻した模様。日経平均1万8500円以下で7兆円売り越しといわれ、1万9000円台でも買い戻しを渋っている。4兆円以上売り玉を残しているわけで、8日6月安値1万4952円を叩いた期日が12月22日にやってくると述べた。先駆した■■■■■(****)と■■■■(****)に続投を告げたほど。取り組みが厚く仕手化も考えられる。米大統領選を境に1ヵ月余りで1ドル101円が117円に化け、主力企業に上方修正が相次ぐ見通し。神風が吹いたとしかいいようがない。反動を加味しても、来年1月米新大統領就任から100日ハネムーン相場。日経平均2万円回復、年末年始急騰も誇張に及ばない。日本は1990年バブル崩壊から26年デフレに見舞われ大調整。身も心も浦島太郎になった。それが英国EU離脱に次ぐトランプ米大統領誕生で様変わり。マイナス金利の限界から財政緩和に局面が一変した。破れかぶれに見えるが、AIやロボット、IoTなど同時進行。市場が1ヵ月余りで向きを変えるのもわかる。近い将来、1989年12月の最高値3万8915円を更新するとみられ、来年4月トランプ氏のハネムーンまで初動と述べた。来年4月まで仕込みに相当する。早くからプーチン来日に関心を寄せていたが、ロシアが北方領土2島にミサイル配備を決め一歩後退。それでも、サハリンのパイプラインがどうなるか興味深い。
15日の日経平均20円高。大引け1万9273円。TOPIX1542(+4)。東証一部の出来高23億2400万株、売買代金2兆8100億円。3月限が1万9290円(+0.57%)の引け。10年債利回り0.075%(+0.005%)。上海総合が3117(-0.73%)で引けた。マザーズ指数の引け931.11(-0.17%)。出直る公算が大きい。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)が144円引け。前日147円にアタリがきた。■■■■■■(****)も確り。リニア着工でCNFが大量にさばける。■■■■■■■(****)よし。出番が回ってくる。19日取材のため、20日付アンコール伊勢町を休載します。(了凡)