トランプタワー相場 黒田バズーカ砲3倍以上のパンチ (2016.11.29)
週明け円安一服。輸出関連中心に利食いが出た。後場下げ渋り引け一段高。東証一部の値上がり1343(値下がり534)を数え底堅い。TOPIXが堅調で2015年5月15日以来12連騰。
あたふた反動を気に掛けるより「トランプタワー」の相場という。結論からいうと、次期大統領就任式1月20日を踏まえ、一般教書1月末、予算教書を2月末に発表。新政権発足から100日ハネムーン相場のことだ。トランプ氏がゲティスバーグ(ペンシルバニア州)で100日計画を発表。南北戦争(1861~65年)に苦戦した北軍がゲティスバーグの戦いで南軍を破り逆転しただけにまともな印象。1ドル125円、NYダウ2万ドルも伝えられる。決め手が財務長官といわれ、オバマ政権やヒラリーの取り巻きなら売り。リーマンショック後、真っ先に救済された戦犯に当たるためで、そうでなければ買いという。30日OPEC総会、12月2日米雇用統計、4日イタリア国民投票、13~14日FOMC。さらに、15日プーチン来日など避けて通れない。28日、間際まであり得ない結果が現実になると述べた。キューバやフィリピン、韓国など然り。6月英国EU離脱、11月米国大統領選の影響が大きい。来年フランス、オランダ、ドイツの選挙を通じて拍車かかるとみられ、英米250年ビルダーバーグの既得権が動揺している。よって、中間反騰1万8425円が目安。トランプショックの倍返し1万8640円を上限とした。米ドルと米長期金利が連動していることから1ドル120円を視野。踊り場にもまれ、逐一軌道修正が必要になりそうだ。受け売りだが、2014年10月31日の黒田バズーカ砲。異次元緩和発表から6週で円ドル12円動いたが、今回11月9日から2週余りで13円跳ね上がった。当時の3倍以上パンチがある。日本の長期金利に日銀の重しでブレーキがかけられたが、米国の長期金利が2.3~2.4%で頭打ちと見る向きが少なく、さらに上放れる気配。主人公がトランプ氏で不動産バブル再燃がもっともらしい。イベントや統計、企業の業績など踏まえ仮説を検証するところだ。1ドル125円、NYダウ2万ドルとなれば途転売り。日経平均もつき合わざるを得ない。財政赤字拡大、副作用によるもので、日本でも半世紀振り東京五輪。大阪万博さえ持ち上がっている。
28日の日経平均24円安。大引け1万8356円。TOPIX1469(+5)。東証一部の出来高21億8500万株、売買代金2兆3500億円。12月限が1万8330円(-0.27%)の引け。10年債利回り0.010%(-0.025%)。上海総合が3277(+0.46%)で引けた。マザーズ指数の引け921.17(+9.52%)。反発のきっかけをつかんだ。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)と■■■■(****)に粘りがうかがえ、■■■■■(****)と■■■■■■(****)にうねりが出始めた。■■■■■■(****)は高値引け。週刊エコノミスト12月6日号で持ち上げている。オプジーボよりいいものが出てくるはずだ。(了凡)