証券ビュー

アンコール伊勢町

過去追うな未来願うな 今日なすべきを熱心になせ (2011.11.18)

上がったりのまま。買い戻しを除き弱含み。大半見送られた。あらゆる問題に正解なし。手詰まりに明け暮れている。前日の引け味を持ち越したもので、NYダウ190ドル安と原油先物102ドルが足かせ。円ドルも77円どころで高止まり。フランス国債格下げが伝えられるだけに、腰が引けてさまにならない。日経平均の年初来安値8374円、ザラ場8227円が目安というが、更新してもアク抜けすると限らない。■■■■■(****)のように粉飾決算をさらけ出し、のれん代と引き換えに上場維持と刺し違えるやよし。野村HD(8604)にしてみれば、引き取った旧リーマン約8000人をはき出さないと国内の社員も持たなくなる。つまり、決定的な材料なしに底入れしない。そういえば、高熱で入院された陛下の病状がよくないという。皇太子・秋篠宮殿下を巡る後継問題がややこしいだけに心配である。一方、欧米の白人エリートは、自分たち1%による現体制を維持するため資金繰りにしゃかりき。四方八方手を尽くし無心している模様。しばしば天皇の金塊ウン万トン取り込みやNY連銀の純金延べ棒8000トンがタングステンといわれ火の車。双方の台所事情は似たり寄ったりという。日本の場合、復興優先が不幸中の幸い。無事にきていれば、ジャンクボンドになった欧米の国債を10兆や20兆円つき合わざるを得ない。それに、欧米の債務危機にはじき出されたファンドが円高デフレ一巡をきっかけに日本株買い。来年1~3月ないし4~6月、いよいよ彼らが日本で資金をつくる時がやってくる。欧米債務危機がドイツの本丸に迫るとみられ、日本国債格下げが円安にはね返る場面も考えられる。円高デフレから円安インフレになればしめたもの。国債一辺倒だった国内の資金が不動産と株に流れ込んでくる。転機が来年2月というわけだ。釈迦の教えを紹介する。過去を追うな。未来を願うな。過去はすでに捨てられた。未来はまだやってこない。現在のことがらを観察し、揺らぎ動じることなく見極め実践せよ。今日なすべきことを熱心になせ。誰か明日の死あることを知らん。市場は一度死ぬが、直後に息を吹き返す。来年になると、日本の底力がわかるはずだ。

日経平均は16円高。売り先行から持ち直し8479円の引け。出来高15億2000万株、売買代金9400億円。決算発表一巡から買い戻しや値頃感の打診買いによるもの。 ■■■■■(****)が735円で寄り、878円まであって747円の引け。ひとまず終わった。■■(****)の経過とよく似ている。■■■(****)は自律反発。一時12万9200円をつけた。17日述べたように悪目買い。治験の経過は一部で伝えられるほど悪くない。むしろ上々との声もある。提携先も大手どころに広がりスケールアップ。債務危機や円高など気にとめることもない。14日紹介した■■■■■■(****)を拾っておくと面白い。メガバンクならぬ地銀、信金の時代。提案できるところが伸びる。つき合ってみるとライフスタイルも変わる。■■■■(****)と■■■(****)、■■■■■(****)は来年の仕込み。■■■■(****)、■■■■(****)しかり。来月2月にかけて買い下がり。逆に、■■■(****)は戻り売り。暫く様子を見ることにした。禅籍「碧巌録」の中に出てくる。有名な日日是好日。どの日もどの日も素晴らしい。来年2月から始まる。(了凡)