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アンコール伊勢町

滅多にない好転振り 1980年代レーガン政権に匹敵 (2016.11.18)

利食いこなし小確り。TOPIX小幅に6連騰。安寄り後切り返した。NYダウ54ドル安を受けたもので、前場中頃日銀が金利急上昇を牽制して初の指値オペ。国債を無制限に買い入れる公開市場操作を金融機関に通知し好感された。
僅か1週間で8円の円安。前日述べたシカゴ先物の円買いポジション3万1956枚。乗り遅れた待機資金の行方が注目される。17日安倍・トランプ会談にFRB議長の議会証言。30日OPEC総会が新たな手掛かり。トランプショックを見越した円高のポジション解消が見込まれ、5月の1ドル111円台を目安に少なくても日経平均の上値余地400円と述べた。米国民は大統領選を通じて南北戦争(1861~65年)以来の対立といわれ、トランプ発言を「額面通り」受け取れないが、同じ共和党で1980年代レーガン政権が登場した当時に匹敵する場面。強い米国、財政拡大や大型減税、規制緩和などそれなりに評価され、NYダウ・日経平均ともに出直った。チェンジをテーマにオバマ政権8年でリーマンショックを吸収したものの、シリア・ISとの戦いやロシア・北朝鮮・中国の台頭を許し格差拡大。民主党に愛想を尽かし、ヒラリーを見限った。先細りの現状に耐えられないという。白人女性の53%がトランプ(ヒラリー43%)といわれ淒まじい。米新政権に悲観的な見方もわかるが、円買いポジション解消なしに始まらない。月内もみ合いなら12月4日イタリアの国民投票、13~14日FOMC、15日プーチン来日を通じて解消。日経平均の倍返し1万8640円を戻りめどに決めた。一巡すると、11月9日の安値1万6251円と1ドル101円の長大ヒゲがお礼参り。来年週足、月足でも11月9日の安値を切る公算が大きい。行き過ぎの反動によるもので、■■■■■■(****)や円、スイスフランなど駆け込み寺。1月20日米新大統領就任式前後とみられる。売り方が踏み、買い方が投げると次のステップ。相場が若返るため、債券売りの株買い再燃。日本でも化学や鉄、非鉄など素材中心にオールドエコノミーが水準訂正。インフレを呼び込む見通し。NYダウ2万ドルを置き忘れたが、つけるとすれば来年以降半値も覚悟。地道に駒を進めるところだ。11日のSQ値が1万7596円に決まり、12月相場に向けて上々のポジション。旧王家グループ、ロスチャイルド、ロックフェラーなどトランプ相場におずおず。息のかかった大手メディアも米大統領選で軒並みミソをつけた。結局、倍返し1万8640円が決め手になりそうだ。
 17日の日経平均変わらず。大引け1万7862円。TOPIX1423(+1)。東証一部の出来高23億7000万株、売買代金2兆4200億円。12月限が1万7880円変わらず。10年債利回り0.005%(-0.010%)。上海総合が3208(+0.11%)で引けた。マザーズ指数の引け920.45(+1.47%)。951が目先の関門になる。値上がり率ランキングによると、■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)など関係分。■■■■■■■(****)が締まってきた。11日現在、外資の買い越し4006億円、貸借倍率2.71、信用評価損11.30、裁定買い残613億円に改善。滅多にない好転振りだ。(了凡)