NYダウ2万ドル乗せ トランプ政権立ち上げを理想買い (2016.11.14)
前週末まちまち。後場伸び悩んだ。日経平均一時277円高。4月の戻り高値1万7572円を抜き利食いに押された。前日NYダウが3ヵ月振り最高値を更新しアジア株安が足かせ。
トランプショックの反動が買い戻しに跳ね返り、ポジティブにもみ合った。米国で新大統領による金融の規制緩和・財投が手掛かりといわれ、来年3月期限がくる債務上限引き上げと綱引き。モノにしても、FRBが利上げにこだわるとドル高懸念。上げ一服になった。日本時間9日の投開票から僅か3日で時代が向きを変え記録的な大商い。明らかに次の流れだ。選挙で公職についたことのない大統領がアイゼンハワー(1953~61年)以来。それも、主要メディアの世論調査をひっくり返し堂々当選。この上、規制緩和と財投で長期停滞から脱出すれば、米国の主要企業が続々設備投資に踏み切り、一時的に成長を取り戻すという仮説によるものだ。気になるのが、国際金融資本が送り出したといわれるヒラリーの落選。欧米や日本の主要メディアも彼らの息がかかったもので、世論調査が外れたのは彼らに力がなくなった証拠。欧州の旧王家グループやロスチャイルド、ロックフェラーなど一国以上の富を持つビルダーバーグのメンバー。広瀬隆の「赤い楯」に詳しい。ブッシュ・ジュニアの次オバマ、ヒラリーが既定路線といわれ、今回支持者の一部がトランプに寝返った模様。由来、ヒラリーの夫ビル・クリントンがロックフェラー家の隠し子で、彼女が本命と受け取られてきた。18世紀後半から250年余り、ビルダーバーグのメンバーが世界を動かしているが、事実上リーマンショックを境に体制転覆。出来の悪いブッシュ・ジュニアの後釜に非白人のオバマを起用。疲弊したウォール街を復元しようとFRBに関与し、超金融緩和と株高で8年間持たせ本命ヒラリーに襷(たすき)を渡す場面。間際にトランプがさらっていった。以前述べたデビット・ロックフェラー(100)が「スターリン暴落」のような存在。250年続いた旧体制が改まるわけで、新体制によるNYダウ2万ドル乗せが現実的なテーマ。来年1月20日トランプ政権立ち上げまで理想買いが予想される。日本の場合、米国のほかプーチン来日を控え金融、財投、防衛など主力が動意含み。時ならぬ大相場説も出始めた。フルイ承知の上、日経平均が大引けで4月高値1万7572円を抜くと本物。中間反騰1万8425円に手が届くはずだ。首相が17日NYでトランプ氏と初の会談。日米同盟の根本的な見直しを迫られたら、日本が対米自立するきっかけになるという。年末年始胸騒ぎがする。
11日の日経平均30円高。大引け1万7374円。TOPIX1378(+1)。東証一部の出来高33億9500万株、売買代金3兆6100億円。12月限が1万7400円(+0.57%)の引け。10年債利回り-0.030%(+0.020%)。上海総合が3196(+0.78%)で引けた。マザーズ指数の引け860.64(-1.42%)。SQ値1万7596円。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。9日、初押しが買いになった。(了凡)