気が気でない9日13時 割高な欧米に対し割安な日本株 (2016.11.09)
続伸で始まり小反落。利食いをこなした。7日NYダウ371ドル高、1ドル104円台前半の小幅円高によるもので、前日NT倍率12.6に対し騰落レシオ一時130%超。目先過熱感もある。8日早朝、福岡県のJR博多駅前で道路が30m陥没。地下鉄延伸に伴う再発事故で■■■■(****)が売られた。天の計らいとみられる。FBI訴追求めずと伝えられ、改めてヒラリー当確を織り込んだばかり。この上、議会選の洗礼、12月米利上げも食傷気味。9日売買交錯し大商いと述べた。東京市場が結果を最初に反映するためで、ヘッジファンドのポジション調整ピーク。動かずにいられない。議会選のねじれや12月4日イタリア国民投票が絡み、13~14日FOMCで70%織り込んだといわれる米利上げが今年のトリ。日本の場合、さらに15日プーチン来日を控えおまけつき。6月の英国EU離脱、4年前オバマ再選も翌日ひっくり返っただけに気が気でない。日本時間9日13時過ぎ米新大統領の一報が届くという。トランプ当選ならリスクオフと米利上げ見送りで円急騰といわれ、10月暴落説に続いて裏目が出そうだ。しかし、どちらが当選しても前途多難。来年3月、英国がEU離脱に着手。その後フランスとドイツで選挙があるほか、これまで金融資産の価格を押し上げた量的緩和やマイナス金利離れも考えられる。現にECBと日銀が追加緩和路線から後退。割高な株や債券が目立つようになった。もし、米新大統領が誕生し市場が混乱すれば、12月米利上げ見送りとの観測もある。受け売りだが、8日の日経夕刊5面「マネー底流潮流」で円安が伝えられ安堵した。生保の内部資料によるもので、マイナス金利長期化が予想される中で延べ25兆円(1~8月)にのぼる外債投資が円安要因。過去20年で最大といわれ、先物で円買いを組み合わせ、年明け後円売りに転換せざるを得ないという。それに、9月以降原油価格が昨年の水準を上回り貿易黒字縮小が見込まれる。8日■■■(****)の決算発表によると、通期の連結純利益1兆5500億円(33%減)と減益幅縮小の見通し。FCV、PHV、EV投入可能と頼もしい。このため、割高な欧米に対し割安な日本株に水準訂正余地。年内に日経平均が7月高値1万7613円を抜くとみられる。自律反発1万7991円、中間反騰1万8425円も視野に入るわけだ。プーチン来日を巡り、ハバロフスクでハウスの温室栽培を手掛ける日揮(1963)も出番。11月4日下方修正した矢先買い下がりだ。
8日の日経平均5円安。大引け1万7171円。TOPIX1363強含み。東証一部の出来高16億5900万株、売買代金1兆7700億円。12月限が1万7200円(-0.17%)の引け。10年債利回り-0.070%(-0.015%)。上海総合が3147(+0.46%)で引けた。マザーズ指数の引け875.99(-0.49%)。反転待ちに変わりない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)とまずまず。年内に戻り高値更新が見込まれる。■■■(****)も例外にあらず。ヒラリー(69)は来年天中殺2年目。じっと我慢し波乱をやり過ごす1年という。(了凡)