トランプ大敗の見込み ヒラリー当選でも織り込み済み (2016.11.07)
前週末続落。日経平均一時333円安。引け下げ渋った。トランプショックを事前に織り込むもので、祭日中米国株安と1ドル102円台の円高が響いた。先物や裁定解消・ヘッジ売りに対しETF買いの思惑然り。ドル建て日経平均によると、2月と6月安値を結ぶ160ドルラインの攻防。9月の米貿易収支、10月米雇用統計発表を受け、8日米大統領選(日本時間9日午前中)が焦点になる。受け売りだが、信用できないのが世論調査。支持率を意味するもので、実際の投票と関係ない。有権者登録が前提で登録者の4割棄権というケースもあった。失礼ながら、トランプ支持層の大半低学歴、低所得の白人ブルーカラーという。火曜日投票もネック。法律で決められ、車や飛行機のない当時何日もかかって投票した制度のままだ。時給で働く低所得者に酷で、2014年の中間選挙に80%棄権。12年の大統領選挙では年収2万ドル以下52%、7万5000ドル以上22%棄権というデータもある。選挙人を比較すると、Wスコアでトランプ候補大敗の見込み。このため、低所得者と中間層の支持がない「ナスティウーマン」が女性初の大統領になる見通し。日本企業が夫のクリントン(42代1993~2001年)にしてやられ、再び属国になりかねないという。しかし、ヒラリー候補が当選でも織り込み済み。最高裁や上下院選も共和党と激しい対立が予想され、反転一巡から来年1月就任に影を落とすと述べた。9月9日NYダウ394ドル安を初動に、11月3日4ヵ月振り安値をつけ直近6日連続安。S&Pも8日連続安で気がもめる。来週反転が見込まれるものの、楽観できないのも事実。8日■■■■■■(****)の決算発表が峠。米大統領選に先行するもので健闘が伝えられる。10月に3週連続買い越した外資も注目の的。4週以降続くと流れが変わる。個別に割安な銘柄が結構あるためだ。4日3Qを発表した■■■■■(****)もその一つ。連結累計2.3%増収に対し、230.4%営業増益。僅か1円高だが、通期上方修正の公算大。■■■■■(****)が筆頭株主で3Q連結43.4%営業増益。リードしている。■■■(****)も4日2Qを発表した。研究開発と治験費用がかさみ営業赤字15億1900万円だが、9月30日現在世界で404件の特許。2017年努力の結果が出始め18年花が開くという。4日「シカゴ便り」で、前日ペプチドワクチンの治療を受けて今も元気な患者がシカゴ大の中村教授を訪ねたという。09年以降再発がなく米国に留学している。追って相場に跳ね返りそうだ。
4日の日経平均229円安。大引け1万6905円。TOPIX1347(-21円)。東証一部の出来高20億5600万株、売買代金2兆3500億円。12月限が1万6890円(-1.22%)の引け。10年債利回り-0.065%変わらず。上海総合が3125(-0.12%)で引けた。マザーズ指数の引け872.29(-2.28%)。反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。世耕ロシア経済協力相が3日モスクワで開かれた閣僚会合でサハリン送電線構想を提案。発電コスト3分の1といわれる。■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など買い下がりだ。週明け窓をあけると三空になる。(了凡)