来週反転の公算大きい トランプショック事前に織り込む (2016.11.04)
先物ポジション手仕舞い売りに急反落。日経平均一時362円安。引け小戻した。寄り前外資系売り2270万株、買い2230万株と緊迫。W・ポストの世論調査でトランプ候補がヒラリー候補を1ポイント逆転。
NYダウ・原油先物安に1ドル103円台の円高も足かせになった。このほか韓国の首相ら更迭、米新車販売10月4.4%マイナス、TPP採決見送り(農相辞任要求)など逆風。■■■■■■(****)がカナダの企業1兆円買収報道に2.12%安。東証一部の値上がり173(値下がり1768)に過ぎない。しかし、米大統領のトランプショックを事前に織り込み底堅い。来週反転の公算が大きい。10月のロイター/イプソス世論調査でヒラリー候補6ポイントリードが有力な手掛かり。2012年の米大統領選に極めて正確な予測を出し、その後調査対象者の人種や民族、学歴、年齢などほぼ一定のため。16年の投票日が今日ならどちらにするかという回答をベースに支持政党、現職大統領に対する感情を加味しても3ポイントリード。大接戦の末ヒラリー当確の模様だ。行き過ぎた悲観報道が上方修正される見込み。年初来、原油安をはじめグローバル経済の反動がリーマンショック以上の危機と騒がれ、6月英国のEU離脱から真顔で語られるようになったが、7~9月と10~12月を通じて奇妙な小康状態。混乱が水面下で鳴りを潜め小春日和のありさま。懸念される中国バブル崩壊も当局が3四半期6.7%成長でもみ消し。日本でも10月暴落説の裏目が出て3週連続外資の買い越しが伝えられた。日銀の軌道修正も12月米利上げの地ならし。米大統領選を踏まえ国際金融資本が暴落より現行の債券・株高に舵を切ったという。米利上げが成功しないと米国に資金が集まらず、米国債の引き受けに支障が出るためだ。NY市場でS&Pが7日連続安、VIX指数も節目の20を越えただけに反転待ち。米大統領選投票日直前、FBI長官が公的権限を使いヒラリー候補再捜査を発表。司法長官の制止を振り切ったという。反転しても投開票明け続行される見通しで来年1月就任に影を落としそうだ。一方、12月のプーチン来日が今年のフィナーレ。2島返還(1956年日ソ共同宣言)と経済協力を軸に合意が見込まれ、実現すると中国牽制に有効。米国も反対できない。10月25~27日、フィリピン大統領来日でわかった。世耕経済相が2~6日モスクワに滞在する予定で事務方も動き出した。サハリンパイプライン関連で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)が本命。■■■■■(****)はダークホースだ。
2日の日経平均307円安。大引け1万7134円。TOPIX1368(-24)。東証一部の出来高20億5600万株、売買代金2兆2000億円。12月限が1万7100円(-1.94%)の引け。10年債利回り-0.065%(-0.010%)。上海総合が3102(-0.63%)で引けた。マザーズ指数の引け892.65(-3.37%)。反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。消去法で日本株と述べた。■■■■(****)が確り。8月から一貫して高い。2日取材し来週9日トップで紹介する。(了凡)