FRB議長未必の故意 株高、債券利回り一線越すと反動 (2016.10.31)
前週末上放れ。外資系520万株買い越しで始まり堅調。引けTOPIX浮動株比率定期見直しに伴うリバランス売買が発生し大商いになった。12月米利上げを見越して1ドル105円台の円安に振れたほか、ドイツ銀7~9月期予想以上の黒字。■■■■(****)の金融業買収検討も伝えられ外資が3週連続買い越し。鉄鋼、自動車、電機に銀行、証券、保険も高く、行き過ぎた10月暴落説を吹き飛ばした。10月31日~11月1日の日銀政策決定会合を織り込み、1日■■■(****)、8日■■■(****)の7~9月期発表をこなすと、日本時間9日午前中米大統領選結果待ち。間際にヒラリー候補のメール捜査再開が伝えられた。どちらが当選しても史上最も不人気な45代大統領が誕生する見通し。27日、米国の10年債利回りが1.87%に上昇し5ヵ月振り高水準。米議会の新勢力と来年1月20日大統領就任式を巡り株、債券ともに12月利上げの反動が見込まれる。28日、ドゥテルテ大統領問題発言が対米関係悪化懸念をもたらし、フィリピン総合指数7日連続安。8月から海外勢約600億円売り越しという。米国も指導者次第。年内株高、債券利回りが一線を越すと年明け反動の公算が大きい。前回、米国は中国に対し旧ソ連同様徹底的に弱点を突き、時間をかけて体力消耗に追い込むと作戦と述べた。その後入手した情報によると、FRB議長が弱体化した中国経済に打撃を与える未必の故意。12月2度目の利上げに踏み切る見込み。2017年以降、利下げも考えられ、中国の不動産バブル崩壊に要注意という。中国は人民元安と資本流出が顕著。ブルームバーグによると、8月人民元決済を通じて約277億ドル流出。14年まで5年の月平均が44億ドルで大きい。9月の貿易統計も、輸出1845億ドル(10.0%減)と6ヵ月連続マイナス。輸入1425億ドル(1.9%減)と2ヵ月振り前年割れ。にもかかわらず、李克強首相が2015年のGDP6.9%成長を表明。輸出の落ち込みが大きいため、今後輸入も減るとみられ、2016年マイナス成長転落も伝えられる。IMFがSDR採用との兼ね合いで債務過大を警告する一方、BISも3年以内に金融危機が起きると似たような見解。道理で7~9月東シナ海に中国軍機が過去最多の飛来。防衛省発表のスクランブル208回を数え四半期ベース最多という。この分なら、外資4週連続買い越し。12月中旬までしたい放題。4月22日の日経平均1万7572円を抜くと売り方の買い戻しと述べた。しかし、年末年始雲行きが怪しい。引き締めて臨むところだ。
28日の日経平均109円高。大引け1万7446円。TOPIX1392(+10)。東証一部の出来高26億2800万株、売買代金3兆1300億円。12月限が1万7460円(+0.63%)の引け。夜間取引で390円をつけた。10年債利回り-0.050%(+0.010%)。上海総合が3104(-0.26%)で引けた。マザーズ指数の引け935.68(-0.06%)。底堅い動きだ。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。■■■(****)が再び動意含みだ。■■■■■■(****)よし。■■■■■(****)、■■■■■■(****)然り。(了凡)