今年3度目の先高感 プーチン来日がクライマックス (2016.10.25)
週明け反発。小高く始まり一進一退。後場じり高で引けた。地合い好転を物語るもので、原油や円ドルなど連動。10月暴落説が裏目に出た。外資が現物と先物計第1週7679億円、第2週も1824億円買い越しという。4月第2~4週と5月第3~4週を引き合いに今年3度目の先高感台頭。日経平均の上昇率が4月5.3%、5月2.5%だけに、今週上昇なら4月同様1万7443円との試算もある。11月米大統領選ヒラリー当確、12月米利上げを織り込み、さらにプーチン来日を打診するもの。フィリピンが70年続いた対米外交と一線を画し中国に接近したため、米国にとってもロシアと日本が同等のブランクを埋め平和条約を結ぶとバランスがとれる。事前にサハリンのパイプラインを通じて1兆円の民間プロジェクト、ロシア銀に国際協力銀が40億円単独融資などアドバルーンが上がり裏の裏。そのまた裏の年の暮れ。逐一織り込み様子をうかがっているのが現状。いつの間にか日本が世界のトリになりかけた。4~9月の貿易黒字が2兆4000億円にのぼり、東日本大震災前の水準を超えたほか、■■■■(****)や■■■(****)、■■■■(****)など年初来高値で説明できない経緯が面白い。24日述べたように、米国の資金難繰りに由来するのが正体に近い。中国やロシアが米国の既得権に挑戦。軍事や外交、金融でも揺さぶりをかけ、米国が日本をATM代わりに使っている印象。米国債の買い手が国内に半分しかいないためで、中国と日本が新発債の引受先。中国は2015~16年の人民元買い・ドル売りで現在純債務国に転落したといわれ、330兆円(15年末)の外貨準備も政府と銀行の持ち分を二重計上。1988~89年旧ソ連で共産主義が行き詰まったのに似てきた。政策が急に変わる時危ないという。日銀が物価2%にこだわるのもFRB、IMFの圧力とみられ、2ポイント以上高い金利にしないと米国債に海外の資金が寄りつかない。今回、利上げと株高が不可欠という。場合によると、NYダウ2万ドル、日経平均2万円挑戦の声がかかりそうだ。浮かれていられない。売り方の買い戻しによるもので、ヘッジファンドの餌食になる。このため、11~12月紆余曲折のうちにプーチン来日がクライマックス。理想買いが先行する見通し。神戸鋼(5406)を起用し暮れに備えた。11月1日着工が決まったリニア最難関の南アルプストンネルに対し、第一工薬(4461)のCNF(セラミックナノファイバー)も手掛かり。31日の2Q 発表が気になるところだ。
24日の日経平均49円高。大引け1万7234円。TOPIX1367(+2)。東証一部の出来高14億株、売買代金1兆5600億円。12月限が1万7250円(+0.17%)の引け。夜間取引で320円をつけている。10年債利回り-0.060%変わらず。上海総合が3128(+1.21%)で引けた。マザーズ指数の引け949.65%(-0.39%)。三角もち合いに入った。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など関係分。■■■(****)が259円引け。来年の運勢右肩上がり。頑張るほど天が味方するという。近頃、プロもアマも予想が困難で一線に並んでいる。(了凡)