北方領土返還に道筋 1兆円の民間プロジェクト出番待ち (2016.10.19)
小反落で始まり持ち直した。引けも確り。閑散に売りなしという。中国が対ドル基準値を人民元高にシフト。資金流出懸念を巡る心理改善によるもの。
水産や紙パ、化学、医薬品のほか電機の一角も堅調。主力が見送られ中小型の個別物色にとどまった。JQ平均が9ヵ月振り高値を更新し、マザーズ指数も続伸。この儘いくと、日経の5年移動平均が戦後初めて25年移動平均を下から上に突き抜け、ゴールデンクロスを形成するという。18日ロイターの企業調査によると、日銀が9月に導入した金融政策の枠組みに対し、自社の投資や物価上昇にほとんど効果がないとの回答が8割以上。同日の日経5面で元米財務次官のフィッシャー氏(60)も「マイナス金利は間違いだ。円相場の下押しに貢献しても日本経済の底上げに逆効果」と市場の経済合理性に与している。20日、■■■■(****)の7~9月期決算発表が注目される所以。当初から円高を念頭にコストを落としているためで、月末、来月にかけて主力に広がると5年移動平均上振れ。戦後初とあって売り方の買い戻しが予想される。逆に、10月暴落説も根強い。8年前のリーマンショック以上といわれ、昨年来中国のバブル崩壊や英国EU離脱、ドイツ銀の株価暴落など口火と取り沙汰された。11月8日の米大統領選と12月13~14日FOMCが分水嶺。さんざん織り込んだだけに市場が間違えると考えにくい。400年前の日本が大阪冬・夏の陣の頃に欧州30年戦争。中国は明の時代で米国に年表なし。およそ800年で西洋と東洋の覇権が入れ替わるといわれ、折り返し地点にさしかかったわけだ。19世紀英国、20世紀米国が世界をリード。前者がEU離脱、後者も不毛な大統領選の経緯から来年混乱が予想される。日本の場合、小池都知事が救世主。400年の既得権にメスを入れ、切腹覚悟の初陣天晴れ。信用が首の皮一枚つながった。1995年青島幸男、99年石原慎太郎、2012年猪瀬直樹、14年舛添要一までざっと20年のツケ。命を狙われながら獅子奮迅の活躍振り。日本の奥の院が送り出した刺客と受け止めている。天皇の生前退位然り。問題解決の糸口が広く知られるようになった。北方領土返還も歴史的な場面。首相が11月ペルー、12月に地元山口県でプーチン大統領と会談。1956年の日ソ共同宣言に基き、平和条約締結後に歯舞と色丹島を引き渡す旨の合意実行に道筋。1兆円レベルの民間プロジェクトが出番待ちだ。ロシア在住邦人の「賢明な外交により米国とロシアを味方につけ、沖縄と尖閣を含む日本を中国の脅威から守ってほしい」という声が印象に残った。
18日の日経平均63円高。大引け1万6963円。TOPIX1356(+4)。東証一部の出来高15億3100万株、売買代金1兆7700億円。12月限が1万6940円(+0.35%)の引け。10年債利回り-0.055%(+0.005%)。上海総合が3083(+1.40%)で引けた。マザーズ指数の引け949.10(+0.78%)。目を離せないところにきた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など比較的多い。■■■(****)は期日明け目前。■■■■■■(****)が一触即発だ。 (了凡)