面白い嵐の前の静けさ 世界も日本も400年振りの位相 (2016.10.18)
週明け小確り。決算発表待ち。ポジション調整に明け暮れた。米大統領選終盤。ヒラリー候補当確、米利上げ、英国EU離脱(来年3月)など織り込み膠着状態。前週末発表された10月第1週、外資が現物と先物計7679億円買い越しという。1~3月5兆円、4~9月1兆円売り越した矢先のポジション調整。10、11月総悲観の裏目が出そうで興味深い。1年振り米利上げと6年振り人民元安が綱引き。1ドル104円台前半の攻防。資源や電子部品、不動産関連が堅調な半面、建設や情報通信、メガバンクなど伸び悩んだ。16日新潟知事選で柏崎原発再稼働に慎重な米山氏(49)が当選し、■■■■■■(****)が385円の引け。昨年8月939円を戻り高値に41.3%の水準。1年後375円の窓埋めに相当し反転待ちだ。原油需給のほか、12月プーチン来日に伴うサハリンパイプラインの思惑が手掛かり。米国より遥かに割安なロシアの天然ガスが見直される。全体でも外資が10月第2、3週買い越すと場味の好転が見込まれる。欧州の30年戦争(1618~48年)以来400年振りの位相。現場に適応するほかない。あり余る石油と緩和マネーがいずれ日本に向かうと見ているためだ。米利上げ観測を蒸し返しNY金先物が1250ドルまで売られたが、11月8日米大統領選間際にトランプ候補逆転説が流れると急騰。保険つなぎの■■■■■■(****)も動意含みだ。面白いのが、共和党支援のCFR(外交問題評議会)やTC(日米欧委員会)がヒラリー候補に乗り換え。現状打開を諦め追認に舵を切った。上下院のねじれ解消も儘ならず彼女が当選しても財政や金融の改善が進まず悪化。12月米利上げやドル高に耐えられるか心配だ。15日、都内のあるセミナーで「米国に新政権が発足すると中国とロシアが試す」という。中国が南シナ海なら、ロシアがバルト3国となかなか鋭い。どちらに転んでも前途多難で400年振り欧州並みというわけだ。日本も大坂冬・夏の陣(1614~15年)を巡りNHKの「真田丸」がクライマックス入り。一方、家康の「本陣」ともいえる築地市場の豊洲移転も400年の既得権。ドンがゼネコン大手と組んで相場を吊り上げたという。東京五輪の前哨戦でこじれにこじれパンドラの箱があいた。それだけに、嵐の前の静けさ。薄商いが続いても面白い。落としどころがつきもの。市場は、当局の指図によらず経済合理性で動くためだ。
17日の日経平均43円高。大引け1万6900円。TOPIX1352(+5)。東証一部の出来高15億2700万株、売買代金1兆6300億円。12月限が1万6880円(+0.17%)の引け。10年債利回り-0.055%(+0.005%)。上海総合が3041(-0.74%)で引けた。マザーズ指数の引け941.79(+0.45%)。持ち直した。値上がり率ランキングによると、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。■■■(****)が265円引け。出来高96万株。ボトム圏に入った。中村教授が筆頭株主で情報源。インサイダー情報に制限・制約つき。時が来ればわかる。第一工薬(4461)にアタリが入った。■■■■■(****)はパイプラインのホープだ。(了凡)