先物主導でリスクオン 年末年始リスクオフの影響受ける (2016.10.21)
寄りあと先物主導でリスクオン。現物の裁定買いを誘発し日経平均、TOPIX 高値引け。10 月暴落説の裏目が出た。19 日 NY ダウ続伸を受けたもので、原油高、トランプリスク後退(TV 討論会3回目)、モルガン・スタンレーの好決算発表(7~9月期)など手掛かり。
当日NY連銀 総裁が「年内 0.25%利上げなど大したことない」と語り、引けにかけて不動産中心に買い戻し が広がった。492円で引けた■■■■(****)の動きが鍵を握っている。4月22 日の日経平均 戻り高値 1 万 7572 円、出来高 30 億 1100 万株をこなすと期日売り消化。一転、英国 EU 離 脱に伴う 6 月 24 日 1286 円安、出来高 36 億 2300 万株の売り方期日が視野に入る。これま でギリシャ、中国、ドイツ銀危機など世界の底が抜けるといわれたが、買い方がしのぎにしの ぎ売り方に買い戻しを迫る場面。11 月 8 日の米大統領選、12 月 4 日イタリア国民投票、13 ~14 日 FOMC。さらに、15 日プーチン来日を踏まえクライマックス。自律反発 1 万 7991 円、 中間反騰 1 万 8425 円が目安だ。年末を見越し債券・株高に拍車がかかるとみられ、一線を 越えるとポジション解消。往って来いになりかねない。例えば、OPEC の減産合意が 11 月 30 日の会合で明らかになるが、1982 年以降合意に対し 96%守られていないという。断行しても 世界生産量の 1%足らず。非 OPEC が増産すると元の木阿弥だ。北方領土返還も、米国とロ シアがシリア停戦で対立。双方サイバー戦争に突入し、日ロ接近を心配する声もある。2島返 還にプレミアムつきというが、4 島約 1 万 7000 人の自由往来や経済活動に汚職や腐敗、賄 賂、麻薬など予想以上のリスク。期待外れに終わる公算もある。このため、10~12 月戻り売 りが賢明と述べた。そこで、神戸鋼(5406)に訊くと 1150 円が無難。4 月高値 1250 円の肩に 相当し、9 月の戻り高値 990 円から押しの倍返し。10 月から 100 株単位で割安感が後退した。■■■■(****)の場合も、黄金分割で計算すると 563 円が目安。4 月高値 553 円を抜き、9 月の戻 り高値 503 円から押しの倍返し。総論のほか各論も不可欠だ。20 日、■■■■(****)が 7 ~9 月期決算を発表し、円高で連結減収ながらコストダウンで計画より累計 25.6%営業増益。 後半慎重で期待を持てる。11 月半ば発表一巡まで各論相場とみられ、円高株安のポジショ ン巻き戻し。年末年始、債券と株、ゴールドさえリスクオフの影響を受ける見込みだ。 20 日の日経平均236円高。1 万7235 円高値引け。TOPIX1370(+13)。東証一部の出来高 18 億 5100 万株、売買代金 2 兆円。12 月限が 1 万 7180 円(+1.11%)の引け。10 年債利回 り-0.070%(-0.010%)。上海総合が 3084(-0.01%)で引けた。マザーズ指数の引け 955.81 (-0.42%)。小甘い。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。ロングランで臨んで いる。■■■■■■(****)が348 円引け。19 万株出来た。CNF(セルロースナノファイバー)が目 玉。31 日まで待てない動きだ。■■■(****)は 261 円引け。出来高 129 万株。22 日まで癌治 療学会がある。この儘で収まらない。(了凡)