証券ビュー

アンコール伊勢町

1%の富裕層危機愛す    危機に乗じ99%に責任転嫁 (2011.11.10)

買い戻しが入り反転。持ち直した。前日イタリアの首相辞任表明をきっかけに続伸したNYダウ、ナスダック、金・原油先物など手がかり。円ドルは介入一巡から77円60銭台となめられたもの。事実上、治外法権で動いている。いわくつきの■■■■■(****)と■■■■(****)が悪役。バブル崩壊後1000億円超といわれる飛ばし20年以上。タックスヘイブンの浅知恵尽きて粉飾が明らかになった。内紛を口火に不正の実体をさらけ出した消耗戦。泣きどころをつかれ、欧米ブローカーたちのカモになった印象。1000億円超で済めばよし。ゾンビの大手銀、ゼネコン、不動産などこの種の案件山積のままだ。しかし、欧米の債務危機はリーマンショックから3年余りで巨大。国レベル兆単位の飛ばしをFRB、ECB、IMFがテコ入れ。芝居じみた時間稼ぎで戦犯の逃亡を優先している。英米のメディアが自分たちのことを棚に上げてオリンパスを糾弾。彼らの白人至上主義、優生学的権威が滑稽でもある。9日、ウォール街を占拠せよと叫ぶ人間マイクロフォンの映像を見た。「1%の富裕層は危機を愛している」に歓声が上がり、「彼らは危機に乗じて99%に責任を転嫁する」で弾みがつき、「われわれは危機の代価を支払わない」と合唱じみた大ウェーブ。反資本主義の流れになった。今の米国はむかしのソ連よりひどいという。来年は年明けから暮れまで世界中で選挙。日本も例外でない。要するに、1%vs99%の構図。旧政権を倒し新政権が相次ぐ見通しだが、日本で自民党が倒れて民主党の政権になったのと似たような現象。期待が失望に変わり、混乱が続くとみられる。中日新聞が9日伝えたように、窮地のイタリア首相(75)に対し市場には権力及ばず。イタリア債は、8日一時10年利回りが6.7%台半ばに跳ね上がった。市場では、10月31日を境に■■■■■(****)338円に対し、■■■■■(****)353円と再び上鞘。水面下で何か起きているようだ。■■■■■(****)も2ケタ目前。こちらも根が深く、03年の上場来安値58円に対し2番底をうかがう経過。反転に時間がかかりそうだ。

日経平均は99円高。後場寄り後に ■■■■■■(****)が急落し、その後買い戻しが入り8755円の引け。出来高18億株、売買代金1兆円。つかみどころがない。値上がり、値下がり、検索ランキングを見てもまちまち。オリンパスと野村のおかげで金融ポストの底が抜けた。■■■■(****)は10日決算発表の予定。■■■(****)が12万円台に入りボトム圏。1月の21万1500円を高値に調整10ヵ月。自律反発が迫ってきた。■■■■■(****)が1663円の引け。失望売りが出た。市場縮小によるもので、9月に出かかったギャンブル法案後退。TPPの混乱に巻き込まれた。再びチャンスを待て。■■■■(****)6480円、■■■(****)413円、■■■■■(****)1万2810円も押し目待ち。■■(****)255円、■■■■■(****)164円、■■■(****)266円そろって堅調。9日取材した■■■■(****)2038円もいい。4月から住宅着工が5カ月連続増加。2子会社にも跳ね返り上方修正を期待できる。古代ギリシャの哲学者ソクラテスは、汝自身を知れといったが、最近身のほどをわきまえよ。小さくなっておれといっているようにとれる。(了凡)