証券ビュー

アンコール伊勢町

目が覚めたバイオ関連 もう一つサハリンパイプライン (2016.10.12)

3連休明け高い。外部環境の好転によるもので、日経平均一時214円高。後場伸び悩んだ。JQ反発、マザーズ続落からまちまち。依然薄商いで盛り上がりに欠ける。前週末予想を下回った米雇用統計や中傷合戦に終始した米大統領選第2回TV討論会に対し、「ヒラリー大統領」を織り込んだNY市場、ロシアのOPEC減産追随を好感した原油高が支援材料。ひところ10月危機を独占したドイツ銀「死刑説」が後退した。しかし、NY市場収まらず。原油高が米利上げを後押し。ヒラリー候補に泣きどころが多いためで物足りない。東京市場も1億株消却を発表した■■■■■■(****)■■■■■■■■■■■(****)■■■■■(****)の上げに対し、後場主力が軒並み上げ一服。■■■■■■(****)が「オプジーボ」を巡る薬価格差と高額医療批判を受けて急落。バイオ関連も煽りを受けた。100mgあたり米国30万円、英国14万円に対し、本家本元の日本で72万円。シカゴ大の中村教授(64)も怒り心頭。薬価算定の不見識を批判する一方、日本癌学会が基礎研究に埋没し創薬、治験に後ろ向きな経緯も指摘。せっかく芽を吹いた「爆発的な破壊力」を持つ新免疫療法がベールに包まれたまま。このため、■■■(****)276円安値引け。出来高434万株にとどまった。目先筋の投げによるもので、売り一巡から買い戻しが入り反発の見込み。10月20~22日同じくパシフィコ横浜で日本癌治療学会(54回)があり、癌学会総会の結果を通じて同社の現状もわかるはずだ。今回、産経を口火に読売と日経が後押し。2010年がんペプチドワクチン治験報道で猛烈に同社を叩いた朝日まで宗旨替え。メディアが前向きで期待をもてる。490円で引けた■■■■■■■(****)も同根。大隅教授(71)が「オートファジー」(自食作用)でノーベル賞を取り事業化に道筋ができた。02年田中耕一氏(57)のノーベル化学賞に沸いた■■■■■(****)でもガン関連にシフト。漸く日本で免疫治療に目が覚めた。倍返しはおろか5、10倍返しの相場も考えられる。もう一つがサハリンパイプライン。12月プーチン来日を通じて「2島返還」が検討され、双方の経済交流がパワーバランスを助長するという。1998年設立された「日本パイプライン」(本社札幌)が窓口。神戸鋼(5406)が動き出すと前触れ。ロシアは、2010年ノルウェーと平等に北極海の領土問題を解決している。今回、ウィンウィンの方向で双方の思惑が一致した模様だ。

11日の日経平均164円高。大引け1万7024円。TOPIX1356 (+5)。東証一部の出来高16億6500万株、売買代金1兆8700億円。12月限が1万7010円(+0.71%)の引け。10年債利回り-0.050%(+0.020%)。

上海総合が3065(+0.56%)で引けた。マザーズ指数の引け948.76(-0.28%)。小幅安で何よりだ。値上がり率ランキングによると、■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。このほか、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など魅力的な足取り。10月第2週に注意を払っている。(了凡)