証券ビュー

アンコール伊勢町

延長上に米大統領選 9日NYダウ394ドル安が初動 (2016.09.30)

先物主導で反発。日経平均一時291円高。引けが甘く物足りない。買い戻し一巡とみられ日計りの印象。前日売られた主力が買われ、買われた中小型が売られ、日経平均差し引きイーブン。鯨幕相場になってきた。持ち直した欧州のドイツ銀、OPEC減産合意を受けた米国株高が手掛かり。鉄鋼や非鉄、機械のほか銀行株にも買い戻しが広がり引け間際おぼろ。はい次というわけだ。延長上に米大統領選。それも、9月26日の第1回TV討論に続き10月4日、同19日計3回の討論で市場が結果を織り込むとみられ、どちらが当選しても材料出尽くし。まる1年ロングランだけに大荒れも考えられる。懸念材料といわれるのがドイツ銀の処理。10月人民元SDR入りを巡る中国の混乱、非OPECも減産合意が伝えられた原油先物の踏み一巡など。欧米の株が割高な一方、日経平均もドルベースで年初来2割かさ上げされ割安感が後退。日銀の誤った金融政策で行き場を失った資金が往生している。国内はもちろん、海外でも日本株の運用に支障が出ている模様で、市場が経済合理性に耐えられなくなると氾濫。10、11月怒涛のごとく時代が動くと述べた。9月9日NYダウ394ドル安が初動。12月米利上げを張子の虎に、大統領選まで生かさず殺さず。そこへ登場したのが■■■(****)だ。29日、314円引け。出来高2191万株。癖が悪いため因縁じみてきたが、10月6~8日パシフィコ横浜で日本癌学会学術総会があり、6日シカゴから中村教授が帰国してT細胞(リンパ球)の講演が組まれ、目玉になる見込み。7日米雇用統計発表を控え、主力が見送られる中で人気化の公算が大きい。ドイツ銀や中国、原油を相手に日銀の出番なし。市場自らはけ口を見つけ出すわけだ。1929年暗黒の木曜日、1987年ブラックマンデーも10月だが、今回違うという声もある。米国が利上げできなくなった時に相当し先送りの限界。日本は戦後70年余り米国にやられっ放しだが、バブル崩壊後25年よくしのぎ、むしろデフレで力を蓄えた。リフレ派かデフレを目の敵に脱却を図り、世間の批判を浴びているだけに踏ん張りどころ。8、9月無事乗り切り10、11月に備えた。■■■■■■(****)が1424円引け。27日商いを伴って陽転しており心強い。この上、暮れにかけて■■■■■(****)が水準訂正すると来年のお膳立て。申酉(さるとり)騒ぐのも道理だ。

29日の日経平均228円高。大引け1万6693円。TOPIX1343(+12)。東証一部の出来高17億6000万株、売買代金1兆8700億円。12月限が1万6720円(+1.57%)の引け。10年債利回り-0.090%(+0.005%)。上海総合が2998(+0.36%)で引けた。マザーズ指数の引け958.15(+0.16%)。10月抜け出しそうだ。値上がり率ランキングによると、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。このほか、■■■■■■(****)が三角もち合い放れ。CNF(セルロースナノファイバー)の将来性を先取り。年末年始動きそうだ。人間は加齢しても前向きでないとサマにならない。(了凡)