デフレ脱却に意味なし 3年半たっても失敗認めない日銀 (2016.09.28)
売り一巡後下げ渋り。後場反発し一段高。日経平均、TOPIXも高値引けになった。日本時間10時に始まった米国大統領選を巡るTV討論でヒラリー候補優勢が伝えられ、9月の配当や配当分の再投資など引けにかけて権利取りの動き。28日、落ち分115円を埋められるかどうか焦点。膠着状態に変わりない。集団訴訟と巨額の罰金で「死刑」になったドイツ銀が重し。米国でヒラリー候補が当選しても、20年前のクリントン政権や国務長官当時を通じて材料出尽くし。ウォール街をバックに強欲のままで次世代の魅力に欠ける。健康不安を抱え、弱体化した米国を立て直すのは困難との声が妥当。時間稼ぎの挙げ句に10、11月を迎え、市場が経済合理性に耐えられなくなると次の幕が上がる。戦後70年有余、曲がりなりに平和が続くと指導者に大物がいなくなった。ヒトラーやスターリンのような独裁者が出てくると困るし、先生も正解を知らないことが生徒たちにばれるご時世だ。物事を世間や市場が判断するわけですっきりする。日銀が26日発表した資金循環統計(2016年4~6月期)によると、家計が保有する金融資産1746兆円(前年比1.7%減)。民間企業が保有する現・預金残高242兆円(同7.8%増)という。今後マイナス金利深掘り、長期金利操作目標引き下げにかかわらず動揺しないとみられ、日銀の「敗戦」が明らかになりそうだ。貯蓄増加の根本的な原因が将来の不安にあり、個人消費や設備投資の不足にあるのではない。デフレ脱却に何の意味もないためだ。3年半たっても失敗を認めず、物価2%実現に全力を挙げるという。戦時中の日本と同じだ。ミッドウェー海戦で空母が全部沈んだのに勝った勝ったと国民を裏切り、メディアも同調したと誰かいってた。引くに引けず、このまま国民を巻き込んで国の信用に傷をつけるか。マイナス金利政策をきっかけに資産バブルに追い込まれるか踊り場。26日、中国が南シナ海の裁定判決でクロが出てもシロ。自説を譲らず次第に信用を失うのに似ていると述べたばかり。知ってか知らずか、■■■■■■(****)が27日戻り高値を更新。1384円高値引け。商いを伴っており半値戻し1500円が射程圏に入った。一方、■■■(****)も262円引け。期日売りを着実に消化している。■■■■■(****)がダークホース。年末にかけてサハリンのパイプラインが話題にのぼりそうだ。東洋経済オンラインで変動率ランキングに顔を出している。
27日の日経平均139円高。1万6683円高値引け。TOPIX1349(+13)同。東証一部の出来高22億3900万株、売買代金2兆2900億円。12月限が1万6540円(+0.85%)の引け。10年債利回り-0.080%(-0.015%)。上海総合が2998(+0.60%)で引けた。マザーズ指数945.14(+0.58%)高値引け。期待を持てる動きだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。■■■■■(****)と■■■(****)が気になるところだ。以前述べたセルロースナノファイバーで■■■■(****)、■■■■■■(****)が化ける見込み。市場は経済合理性で動く。(了凡)