正解を知らない先生 生徒たちが一線を画しゲーム続行 (2016.09.26)
前週末小動き。売り買い交錯し気迷い。主力大型株が売られ、中小型株が買われた。20、21日FOMCと日銀政策決定会合を消化。十分吸収できないためだ。日経平均とTOPIXが反落したのに対し、東証一部の値上がりが1246(値下がり596)にのぼり、JQ平均とマザーズ指数も続伸している。時差の関係で日銀が先に「総括的な検証」を発表し、21日メガバンクをはじめ金融株の買い戻しを促したのが救い。23日米利上げ見送りを受けて円高に振れ、買い戻された資金が中小型株に向かった。当日、日銀の検証12時間以上。会見で総裁の表情が冴えず指導力低下。経団連の反発がこたえた模様だ。金融株の買い戻しも、マイナス金利据え置きと長期金利上昇が収益拡大の手掛かり。1日天下に終わった。欧米が戦後の統計に基く物価2%にこだわり未達。日銀も追随している訳でナンセンス。検証が意味をもたない上、長期金利ゼロ誘導も金融引き締めにつながり酷評が多い。FOMCも思わせ振りで年1回の利上げがやっと。下馬評が面白い。先生も正解を知らないことが生徒たちにばれている。今回もうまくごまかし流石という。中国が南シナ海の裁定判決でクロが出てもシロ。自説を譲らず次第に信用を失うのに似ている。しかし、生徒たちが先生と一線を画し、賢くなっただけにゲーム続行。米国大統領選にかけてひと相場ある。23日の吟味によるもので、中小型株の水準訂正。バイオ中心に4月高値の期日向かい。■■■(****)に打診買いが入った。4月からもっともらしい材料が7本出たが靡かず。240円どころを漁っていた向きが興味深い。■■■■■(****)も出直り。3D設計によるプリンタを米国で拡販。金型・航空機業界に売り込むという。40年前、■■■■■(****)の700円どころを彷彿させる。一方、トランプショック、ヒラリー退場ともいわれる米大統領選。4月パナマ文書、9月にバハマの免税地資料が明らかにされ、10月には米国の外交機密文書からヒラリー候補に打撃を与える材料が曝露されるという。日本と直接関係ないが、あるとすれば迷惑なことだ。米国は年平均54兆円赤字といわれ、安倍政権になって米国債や為替変動など50兆円行ったまま。中国と日本が毎年50兆円ドルを買い支え回しているという。ヒラリー候補はウォール街から巨額の政治献金を受け取っており、チャイナマネーが大半。ジャパンマネーにあらず。日本は二の次のようだ。万一、彼女が退場すると副大統領候補のティム・ケイン(58)が浮上。混乱に拍車がかかりそうだ。
23日の日経平均53円安。大引け1万6754円。TOPIX1349(-3)。東証一部の出来高19億6300万株、売買代金2兆2300億円。12月限が1万6570円(-0.95%)の引け。10年債利回り-0.055%(-0.025%)。上海総合が3033(-0.28%)で引けた。マザーズ指数の引け944.81(+2.86%)。出直りの公算が大きい。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)出番待ち。■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)も見どころがある。案の定、NYダウ131ドル安。絶対に諦めないことだ。(了凡)