証券ビュー

アンコール伊勢町

腫れ物に触る地合い 20、21日決め手欠き米大統領選 (2016.09.21)

週明けまちまち。売り一巡後下げ渋り。ポジション調整に明け暮れた。買い戻しによるもので、TOPIXとJPS日経400続伸がミソ。これまで20、21日FOMCと日銀政策決定会合差し引き小幅プラス。出たとこ勝負とみられる。16日ドイツ銀行の株価が9.3%急落し、17日NYとニュジャージー州で爆発事件が伝えられたばかり。米利上げの有無や日銀の総括的な検証を控え腫れ物に触る地合い。NYダウが8月15日1万8636ドルを最高値に三尊もどきの天井をつけ9月下振れ。売り方を殺しただけに、10~11月買い方も正念場を迎える。20、21日決め手を欠き11月の米大統領選にもつれ込む見通し。19日午後(日本時間20日午前)、ヒラリー候補の申し入れに応じた安倍首相がNYで会談。日米同盟で一致したという。9月15日現在、選挙専門webファイブ・サーティ・エイトの当選確率によると、ヒラリー候補65%、トランプ候補35%という。しかし、ヒラリー候補が大統領の激務に耐えられない健康状態といわれ、26日最初のTV討論会(計3回)に関心が集まっている。一方、日銀の黒田総裁。今年1月マイナス金利に踏み切り、異次元緩和の限界をさらけ出した。7月29日検証を打ち出したものの、物価2%にこだわり正当化。長期債のほかリスク資産を購入し、マイナス金利拡大、緩和長期化を表明する見込み。20日、日経が「4次元で政府と連携」を見出しによいしょの記事。呆れてものがいえない。世界の原油需給悪化や中国バブル崩壊に対し、日銀の金融緩和にも限度がある。この上、やり過ぎて長期金利が上昇し債務超過に追い込まれるのが落ち。14日「異次元緩和の限界を認めるべき」と述べた白井さゆり慶大教授(前日銀審査委員)よし。証券仲間でも「俺の会社に黒田さんがいたら躊躇なく辞めてもらう」という。緩和長期化を懸念しているためだ。生産性を上げるより円安を見越したもので、経常黒字が定着し対外純資産トップ(2014年末367兆円)の日本に馴染まない。それに、米国の新車販売を見ても2015年10月の年換算1800万台がピーク。最近1700、1600万台サブプライムで回しているといわれ、割高な米国の主要3指数が気になるところ。政策当局がシラを切れば、市場が氾濫を起こすと述べた。マグマがたまればガスを抜いて折り合いをつけるほかない。消耗戦をしのいだ国に残存者利益がもたらされる。21日を目安に部分待機。10、11月投げを拾うプログラムが予想される■■■(****)然り。20日朝、FDA(米国食品医薬品局)がMELK阻害剤「167」の第1相治験(乳がん)を受理したと発表。がん幹細胞を殺す働きがある。

20日の日経平均27円安。大引け1万6492円。TOPIX1316(+5)。東証一部の出来高17億9500万株、売買代金2兆円。12月限が1万6320円(-0.18%)の引け。10年債利回り-0.065%(-0.025%)。上海総合が3023(-0.10%)で引けた。マザーズ指数の引け905.13(-0.72%)。閑散に売りなしだ。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など関係分。■■■(****)、■■■■■■(****)も健闘の部類。20、21日案ずるより産むが易しだ。(了凡)