北朝鮮も目くらまし 10、11月怒涛のごとく時代が動く (2016.09.14)
買い一巡後往って来い。先物主導で持ち直した。引け高安まちまち。20、21日出たとこ勝負に変わりない。前日NYダウ239ドル高、1ドル102円の円安が手掛かり。12日FRB議長に近い理事が講演で9月利上げに慎重と伝えられ安堵。日銀ETF買いの思惑もあり薄商い。半端な踊り場が続いている。しかし、前週末NYダウ394ドル安を口火に1割安を唱える向きもあり、割高な米国株と利上げ待ちの長期金利上昇が綱引き。微妙なさじ加減にデリケートな地合いだ。11月に米大統領選を控え、トランプ・ヒラリー両候補の泣きどころが気になる上、核実験を強行する北朝鮮との折り合いも難航。出来レースに違いないが、利害が交錯して厄介な場面。売り買い回転が利かないという。10日北朝鮮労働党副委員長と会談したアントニオ猪木参院議員(73)が、北京で「核実験は日本でなく米国に向けたもの」と明かし、「米国が北朝鮮を崩壊するなら断固核で戦う」旨伝えた。また、「先制攻撃などあり得ない。こんな時によくいらした」と金正恩党委員長のメッセージも披露し注目された。リーマンショック以来、1930年代をしのぐ大恐慌が始まり、追加緩和の連続でステロイド漬け。もともと米国のサブプライムバブルが弾け、8年株高で持ちこたえた挙げ句、利上げでも時間稼ぎしているのが現状。20世紀のように戦争で解決できず懸案山積。国連のほかG7、G20も使い物にならず20、21日を迎える。恐らく、北朝鮮の核実験も目くらまし。9.11同時多発テロと似た場面で米国によるやらせとも考えられ、「真田丸」グローバル版の雰囲気。アントニオ猪木も役者になった。NYダウ394ドル安がファンダメンタルズの転機といわれるだけに、上放れした10年債利回りとマイナス金利のコントロールも至難。マイナスとマイナスで一時的にプラスになると始末が悪い。これまでの常識が通用しなくなると非常識に負けるという。20、21日FOMCと日銀の政策決定会合から怒涛のごとく10、11月を迎え時代が動く。米利上げの有無やニュアンス、日銀の総括的な検証などきっかけに過ぎない。「正義が勝つとは限らない」のもわかる。受け売りだが、2日発表された8月の米雇用統計で、失業にカウントされない中高年が250万人にのぼり、職探しを諦めた人を加味すると失業率12%(公表4.9%)という。体制、反体制派もぎりぎり追い込まれている。
13日の日経平均56円高。大引け1万6729円。TOPIX1322変わらず。東証一部の出来高14億2300万株、売買代金1兆6600億円。12月限が1万6600円(+0.36%)の引け。10年債利回り-0.025%(-0.005%)。上海総合が3023(+0.05%)で引けた。マザーズ指数の引け943.75(+0.55%)。決して悪くない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など健闘の部類。■■■(****)よし。トップページの企業レポートに近況を述べた。16日取材の為、20日付本欄休載の予定です。(了凡)