でんと構え動じない 7、9日と来週明け12日が焦点 (2016.09.07)
模様眺めで始まり小動き。日経平均の日中値幅75円。ボックス圏にとどまった。7日NY休場明け、9日メジャーSQが目覚まし。12月の新規ポジションも手掛かりと述べた。閑古鳥が鳴いているためで、日銀の「総括的な検証」が主因。7月29日の決定会合を境に10年債利回り上放れ。引っ込みがつかないという。同総裁の振り上げた拳を見守っているのが現状で、昨年12月から米利上げの有無とセットになった。3月にスティグリッツやクルーグマン教授、7月にはバーナンキ前FRB議長が来日しヘリマネ伝授。「煙に巻く作戦」とみられる。受け売りだが、5日欧州の「ストックス600」がヒント。主要企業600社で構成する代表的な指数が4ヵ月振り高値を更新。これまで足を引っ張っていた大手銀がリード。8月下旬、渦中のドイツ銀とコメルツ銀が統合の可能性を協議したと伝えられ、ドイツ銀のCEOが否定したにもかかわらず思惑が高まった。英国のEU離脱を棚上げしても、米利上げ持ち越しを受けて年内か来年3月ECBの追加緩和が見込まれる。主要企業の収益低迷が足かせで金融株の底入れが危ういという。検証が発表される21日、日本も欧州に追随しマイナス金利拡大なら似たようなもの。今となればG7、G20も頼りにならず、IMFや世界銀行然り。安心、安全を共通項にゴールドと円が見直されるのも外資の道理。でんと構え動じないことだ。その点、日銀内部で予想インフレ率、潜在成長率、需給ギャップなど見通しの甘さを認めないと処方箋を誤るとの声が出てやれやれ。日銀は金融庁の申し入れを受け、金融機関の収益や利回り確保に配慮してマイナス金利拡大に進む意向という。時間稼ぎに違いないが、一歩間違うと取り返しがつかず、市場が日銀を見放す事態も考えられる。書き出しで述べた7、9日と来週明け12日が焦点。大商いのもと因縁玉が理想買いに吸収され、日経平均が5月31日1万7234円、4月22日の1万7572円を抜くと理外の理。自律反発1万7991円、中間反騰1万8425円も視野に入る。カウントダウンを迎えた。失速中の中国が4、5日G20で目一杯経済大国を強調。美辞麗句の挙げ句、中国第一と新常態をアピールしたのが印象的。こんな時は得てして裏目が出るものだ。北極で不凍土が溶け異常気象が多発しており、天災も目に余るようになった。無事が第一。ここまで来ると、嵐の前の静けさから申酉(さるとり)騒ぐ今秋が見える。
6日の日経平均44円高。大引け1万7081円。TOPIX1352(+8)。東証一部の出来高15億4200万株、売買代金1兆6200億円。9月限が1万7080円(+0.29%)の引け。10年債利回り-0.025%変わらず。上海総合が3090(+0.61%)で引けた。マザーズ指数の引け939.58(+1.01%)。上値を試す動きだ。値上がり率ランキングによると、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)押し目買い。■■■■■■■(****)の様子が変わってきた。(了凡)