円安株高路線を修正 米大統領選控えオーバーランも (2016.08.16)
週明け小甘い。東証一部の出来高今年最低。後場一段と見送られた。寄り前発表された4~6月期GDP年率換算+0.2%。1ドル101円台の「円高」に振れ消化難。17日公表されるFOMC議事録や26日FRB議長講演(ジャクソンホール)、9月4~5日G20(中国・杭州)など材料待ち。皮肉にも、日銀のETF買いと「総括的な検証」がブレーキになった。後半白熱しているリオ五輪、高校野球も来週明け一巡。手詰まりに拍車がかかる。米国をはじめ世界的な株高でゆでがえる相場。夏枯れに違いないが、11月に米大統領選を控えオーバーランも伝えられる。15日、時間稼ぎ我慢比べ。相対的に日本が出遅れ水準訂正と述べた。13日、日経が伝えた「マイナス金利、3000億円減益」。金融庁、3メガバンクで日銀に懸念伝達も反転の手掛かり。産経によると、現在年80兆円の国債買い入れを「70~90兆円」の幅に改める案も浮上。現行の円安株高路線に軌道修正が予想されるためだ。気になる材料もある。米国の労働経済学会で不思議な現象が話題にのぼった。総労働時間が頭打ちになったにもかかわらず、実質GDPと株価が堅調で説明できないという。もう一つ。占星術によると、今夏日本の政治に異変が起きる模様。自民党の背信行為といわれ内部分裂に発展。米国新大統領にかかわらず、海兵隊が沖縄から撤退すると自民党が必要とする米国を失うためだ。6月に起きた英国のEU離脱と相似に映る。ブルームバーグによると、2019年遅くまでずれ込む見通し。英国のスタッフ確保が儘ならない上、来年フランスとドイツの選挙を控えEUも受け入れ準備難航が見込まれるという。来年4月10ヵ月を数え次の目安。10年たつと正体もわかる。2018年がリーマンショックから10年だけに、これから隠れていたものがどっと出る見通し。日本のバブル崩壊が1990年早々で、97~98年にかけて拓銀や長銀、日債銀、山一や三洋証券など倒産に追い込まれたのと同じだ。中国やロシアも金融が伸び切って見ていられない。以上を念頭に8、9月こなすところ。10年債利回りを見て日銀の総括的な検証9月までもたずと述べたが、今年のデータを検証すると9月20、21日の日銀政策決定会合前1~2週間が高いという。メジャーSQの9日と重なるだけに興味深い。五輪明け「初動」が気になる。三宅宏実が腰痛にめげず重量挙げで銅メダルを獲得したように。体操の男子総合も内村航平が鉄棒から落ちて金メダルの求心力が高まった。
15日の日経平均50円安。大引け1万6869円。TOPIX1316(-6)。東証一部の出来高12億4300万株、売買代金1兆5700億円。9月限が16870円(-0.30%)の引け。10年債利回り-0.085%(+0.025%)。上海総合が3125(+2.44%)で引けた。マザーズ指数の引け946.32(+0.67%)。4日連続陽線を引いた。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。■■■■■■■■■(****)が年初来高値を更新。4ケタが視野に入った。■■■(****)IR待ち。■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)が対極の関係。■■■■■(****)は化ける。(了凡)