証券ビュー

アンコール伊勢町

リスクオフを先取り 日銀の総括的な検証9月までもたず (2016.08.09)

週明け高い。引けも確り。米国株高に追随した。前週末の雇用統計発表(7月)を好感。雇用者数や賃金の伸びなど市場が満足したといわれ、S&Pとナスダックも最高値を更新。ADRやメガバンク中心に幅広く買われた。持ち越した日経平均のマド(1万6275円~1万6391円)を埋め上値を試す展開。日銀の「総括的な検証」が頭打ちと受け取られ、政府の総合経済対策も物足りないだけに、米国の小判鮫になった印象。中国が南シナ海のほか尖閣諸島にもちょっかいを出し、日本と一触即発の雰囲気に包まれていることも見逃せない。危機封印、五輪目くらましといわれる中でゆでがえる相場。米国では株が割高となり、記録的な高値にある債券と並びでバランスを取っているという。7日FOMC議事録が公開され、26日FRB議長講演が視野に入った。一方、日本で8日10年債利回りが一時-0.045%(+0.055%)に上昇。12日の30年債入札がSQに当たり波乱含み。むしろ、9月21日の日銀政策決定会合まで「総括的な検証」を理由に株高延命の時間稼ぎとみられる。8日、財務省が2016年1~6月の経常黒字10兆6256億円(31.3%増)。リーマンショック以来最高と発表したが、毒にも薬にもならない。政府・日銀が物価上昇2%にこだわっているためだ。7月29日、ETF購入を年3兆3000億円から6兆円に拡大を表明した日銀も内部で対立。総括が9月までもたず息切れしそうだ。よって、当局と一定の距離を置き8、9月和戦両様。むしろ、株高延命の反動と「トランプショック」に備える場面。「ヒラリーショック」さえ考えられる。8日、■■■■■■(****)の1345円高値引けと無縁でない。同社は金のほか銀の産出も群を抜くだけに、9月にかけて1600円レベルに水準訂正。NY金先物1400ドル回復に呼応するものだ。4日、戦後最も困難な場面と述べたように、9月以降11月にかけてヘアピンカーブを曲がりきれない国や企業が続出。リスクオフを先取りするものだ。ガス抜き一巡から買い戻しが本格化。8、9月のゆでがえるが倍返しとなって元服する見込み。悪材料が伝えられる■■■■■■(****)、■■■(****)■■■(****)も狙い目。9~11月底値買いのチャンスだ。8日、陛下が改めて生前退位を示唆されたように、国レベルの転機。7日、立秋を迎えた。リオ五輪(21日まで)、高校野球(7日から15日間)を目くらましに待機資金をつくる場面。8、9月間違えないこと。生きていたら先祖が喜ぶようなことをすると自分も幸せになれるという。

8日の日経平均396円高。大引け1万6650円。TOPIX1305(+25)。東証一部の出来高21億1700万株、売買代金2兆2500億円。9月限が1万6610円(+2.47%)の引け。10年債利回り-0.055%(+0.045%)。上海総合が3004(+0.93%)で引けた。マザーズ指数の引け889.22(-3.06%)。反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など関係分。中長期のおつき合いだ。■■■(****)が一区切りついた。(了凡)