経済の成り行きに任せよ 3ヵ月ないし半年後に倍返し (2011.11.03)
踊り場、乱高下、下振れのてん末。とうとうつかまった。1日明らかになったギリシャ国民投票実施がきっかけ。同日、日経平均先物が夜間取引で急落。欧米株安に拍車がかかり、米大手ファンド破産、円売り介入の反動、タイ洪水、さらに東電の福島原発2号機で核分裂が伝えられるなど売り一色。全面安に見舞われた。下げの第2波持ち越し。10、11月まで追っかけてくると述べた通り。3、4日カンヌG20でも収まらず、年明け国民投票まで先送り。時間稼ぎのたび資金が流れ出ている模様。年内もたない公算もある。おそらく、4日の米雇用統計も発表売り、今月はヘッジファンドの決算だけに20日にかけて安いとみられ、概ね10月28日前後につけた戻り高値から2割程度の調整。■■■■(****)5800円、■■■(****)370円、■■■■■(****)1万1200円が目安。■■■■■(****)96円、■■■■(****)275円しかり。懸案持ち越しから半値戻し。越年後あく抜けとみた。気になるのは、政治が機能不全なるとやってくる天災。前日VHF電磁波によるエコー観測データによると、12月から来年1月M8、9クラスの地震ありと述べた。一方、1日未明からHAARPモニターに地震波が発生。午前8時以降垂直に立ち上がった情報もある。発生1、2日ないし1、2週間で本震になるといわれるが、日本アジア方面でなく、カナダ、カリフォルニア、オセアニア、中東にも及ぶスケール。地球がフォトンベルト入りする来年12月23日にかけて太陽フレアが一段と活発。人災のほか天災も目立つようになるという。逃げずに受け止め適応するに限る。それにしても、円高。介入失敗とみられ、来年2月円ドル74~71円目前になってきた。当初80円が大勢を占め、ホンダが3~4Q75円のほか、パナソニックやTDKなど76~78円。トヨタも8日75~76円レベルになるとみられ、首がないのに心臓だけ動いている印象。国内の雇用を守るため凄まじい合理化に打ち込み、さらに一皮むけようとしている。日本の企業部門は依然として健在で、張り詰めた現在戦闘状態。タイ洪水が引く3ヵ月後、円高デフレ一巡の半年後に記録的な急回復が見込まれる。このため、復活と復興がテーマ。今月から来年2月まで1次予選と述べた。後場寄り後■■■■(****)が109円まで飛ばし、アドバルーンを上げた。
日経平均は195円安。後場一時下げ渋ったものの引けにかけて一段安。8640円の安値で終わった。出来高17億6700万株、売買代金1兆1300億円。10月7日以来1カ月ぶりの水準。調整入りがはっきりした。手がかり難に違いないが、資金自体じゃぶじゃぶの状態。政府・日銀の円売り介入7兆5000億円も放出されたまま。市場は3カ月ないし半年後反転するに違いない。■■■■■(****)1200円を別としても、 ■■■■■■(****)739円、■■■(****)1520円、■■■(****)2505円、■■■(****)2304円も狙い目。来年は今年下げた分倍返し。3~4Q、来期1~2Q上方修正が予想される。要するに、経済の成り行きに任せ、力学をもとに事態の進展を見つめること。日本は債権大国になり完成、成熟の域に入っている。政治が主導権を持つ時代が終わった。暗黒の21世紀というが、暗黒の中世に逆戻りすることはない。市場は3カ月ないし半年後、賢くなっている。(了凡)