8月にかけて上値試す 26日から為替、金利、株もガチンコ (2016.07.26)
週明け続落。日経平均一時151円高。引け小甘い。106円台前半の「円高」、■■■(****)のS安が足を引っ張った。しかし、変化日にかかわらず頑強。下げ渋っている。29日に日銀の追加緩和が予想されるためで、今回財政と金融を両輪に日本版ヘリマネ導入が伝えられる。当日不発に終わっても、8月上旬経済対策が具体化する見込みで売り込みにくい。26~27日のFOMCで利上げ先送り。今年最後12月14日でも五分といわれ、当面日本が焦点。11日バーナンキ前FRB 議長が来日し黒田総裁90分、12日安倍首相30分といわれる会談で日本政府が招いただけに目を離せない。3月にスティグリッツとクルーグマン教授を招いたあと、補正予算10兆円が決まったのを市場が知っている。首相をはじめ官房長官や日銀総裁がヘリマネを否定しても始まらない。政策決定会合によると、1月29日にマイナス金利導入を発表しネタ切れ。その後2回現状維持をやむなくされ、4月28日の日経平均624円安、6月16日485円安になった。今回3度目で円安株高に成功しても、回りまわって反動が大きい。承知の上で現場を検証することにした。29日から8月上旬にかけて自律反発1万7991円、中間反騰1万8425円に挑戦。上値を試すとみられる。前回述べたように、首相が信頼を寄せる前内閣官房参与によるもの。ソロスと英国のターナー氏(前金融サービス庁長官)、バーナンキ氏の進言を首相に伝え、財政と金融を組み合わせた日本版ヘリマネで脱デフレ、経済再生へ政府・日銀が舵を切るという。仮説だが、財政支出10兆円(真水)を名目GDP500兆円の日本経済に投入すると、追って10年債利回りが2%に向かって上昇し価格が19%急落するという試算がある。メガバンクをはじめ金融機関が耐えられない。猛烈な副作用が予想され、2018年日銀に出口なしといわれる。海外から見ると、日本が世界初の実験台という点で1945年の原爆投下に共通する指摘もある。白川元日銀総裁が任期前に辞任したのが印象に残る。自民党が政権を取り戻し、多数派となった国会で日銀法を改正。独立を奪うのに抗議したもの。今回、同元総裁の代理とみられるのが市場。26日から週末にかけて為替、金利、株価ともにガチンコ。首相のアベノミクスが思い込みにとどまるだけに冷静な対応が望まれる。英国EU離脱、トルコのクーデター未遂、南シナ海仲裁判決、米国大統領候補トランプ指名などリーマンショック後金融緩和8年の限界。肝腎なところにきた。とどのつまり、■■■(****)の出直りが注目される。
25日の日経平均6円安。大引け1万6620円。TOPIX1325(-2)。東証一部の出来高16億8500万株、売買代金2兆円。9月限が1万6610円(-0.12%)の引け。10年債利回り-0.240%(-0.010%)。上海総合が3015(+0.010%)で引けた。マザーズ指数の引け930.23(+0.48%)。日柄調整と考えられる。値上がり率ランキングによると、■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。■■■■■■(****)が比較的確り。久々に野村週報で紹介された。世界が逆回転に入ると動き出す。■■■(****)は時間との戦い。治験が佳境に入り出番待ちだ。■■■■■(****)は事業再構築。今期から様変わりだ。■■■■■■(****)もこれからだ。(了凡)