この儘で終わらない 下振れの初動6月戻り試す7月 (2016.06.29)
売り一巡から買い戻しが入り反発。日経平均一時322円安。先物主導で持ち直した。前日の欧米株安と円高を受けたもので、日経平均1万5000円割れ直後に公的資金介入が伝えられ円安。その後、GLOBEX(シカゴ先物)が一段高となりやれやれで引けた。24日と27日の過剰反応に対し過不足を調整する場面。28日前場、日銀が英国のEU離脱を理由に14億ドル超供給オペ(公開市場操作)を実施。2014年以来の規模というが、円高に効果なくドル売り協調介入なら逆効果。27日、米財務長官が日本の介入を牽制しただけに歯痒い。マザーズ指数、JQ平均続伸。7月に反転が見込まれる。1日の日銀短観、同5月の消費者物価指数、4日企業の物価見通しなど温存した「追加緩和」の手掛かり。英国のFT指数をはじめNYダウ、日経平均など24日下振れの初動を見ただけに戻りを試す展開。しかし、英国のEU離脱に伴う混乱で米利上げが後退し、NY金先物急騰にかかわらずドル安が重し。■■■■■■(****)の足取りにうかがえる。7月に先物が1400ドルを突破すると、ドル安を見込んだ売りが出てきそうでやりにくい。27日述べた有機EL関連で■■■■■(****)と■■■■(****)の一本立ちが関心事。2007年にアップルが「iPhone」を発売して10年目を数え、15年発表した「iPhone6s」でピークといわれるが、敢えて画面を立体化できる機能が見どころ。ひと相場ありそうだ。しばしばアベノミクスの限界、24日以来売られ過ぎも事実だが、輸出関連の主力が動けないだけにインデックス運用頭打ち。戻りが一巡すると、日経平均やTOPIXなど取り残される。このため、森から木に切り替え。年後半、天動説を地動説に改める旨述べた。発露が7月19日上場されるマザーズ指数先物。ゲノム創薬やAI、IoT、フィンテックなど前世紀にない次世代のポジションが最大の魅力。■■■(****)をしんがりにつけた。殿(しんがり)とは、退却する軍列の最後尾にあって敵の追撃を防ぐこと。27日、中村教授のシカゴ便り「世界に発信できるに日の丸がん治療(2)」に日本乳癌学会の一部が紹介された。28日、245円で引け反転の足場を固めた。6月から上昇運にかかわらず、同教授の調整運が足を引っ張っていた■■■■■■(****)が追随する見込みだ。アベノミクスは政策にあらず。運に恵まれたといわれる。首相は2016、17年天中殺で毎年8、9月天中殺も事実。今年も7月がターニングポイントになりそうだ。
28日の日経平均13円高。大引け1万5323円。配当落ち分20円。TOPIX1224(-1)。東証一部の出来高24億9500万株、売買代金2兆3500億円。9月限が1万5300円(-0.39%)の引け。10年債利回り-0.230%(-0.030%)と最低更新。上海総合が2912(+0.58%)で引けた。マザーズ指数の引け952.53(+2.16%)。1008(半値戻し)が目安になる。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。いずれもディフェンシブ、内需関連だ。貿易収支が黒字基調で経常収支の改善が続くため円高定着。世界景気の下振れも予想されWパンチだ。しかし、この儘で終わらない。(了凡)