証券ビュー

アンコール伊勢町

ファンドの独り相撲 24日収まらず27日欧米の反応も (2016.06.23)

4日振りに反落。日経平均一時189円安。後場下げ渋った。ポジション調整によるもので、大半見送り。JQ平均、マザーズ指数も反落した。10日英国の世論調査でEU離脱が残留を大きく上回ると伝えられ、欧米のほか世界株安につながり日経平均大幅安。10日引け1万6601円から16日1万5434円まで7%下げ2番底。17日から3連騰で734円上げ22日一服。21日NYダウが24ドル高と横ばい圏で引けたのも、FRB議長が米上院で英国のEU離脱に強い懸念を証言したため。にもまして、手詰まりに陥っていたヘッジファンドが23日英国の国民投票次第で世界の市場に大きな変化をもたらす旨ボラティリティ(価格変動)拡大を歓迎。24日10時半から12時にも判明する開票結果を受けて一番最初に開く先進国の市場が日本。為替と株が激しく反応し記録的な大商いになる見込みだ。日本人が過剰に反応しているように見えるが、ソロス(85)をはじめヘッジファンドのしわざ。何が起きるかわからないといわれ始末が悪い。経済より移民・難民を巡る政治の問題であり、離脱となれば曲がりなりに戦後70年続いた欧州の平和がひび割れ。弱体化するとロシア、米国、中国の影響も予想以上。21日、中国主席がセルビア、ポーランドを歴訪しウズベキスタンに到着。23、24日タシケントでロシア大統領に会う予定。米国のネオコンも黙っていないという。このため、24日に日本が結果を織り込んでも、27日にかけて欧米の反応を見ないと収まらない。ヘッジファンドが運用難で緩和マネーを持て余し、英国のEU離脱をネタに売りから入った。日本の市場が信用・裁定残も落ち込み、自分たちのポジションで独り相撲。離脱、残留であれアク抜け。円高株安のポジション巻き戻しが見ものだ。冷静に対応できる。■■■(****)の場合、黄金分割による下値の目安233円。220円台なら半年か1年に一度のチャンス。IR次第で3~5日S高も考えられる。■■■■■■(****)然り。金先物とドル相場によるが、金利ならぬ為替の調整が価格に皺寄せ。今のところ、1012円で指し値を入れるほかない。22日参院選公示(7月10日投票)。青山繁晴(63)が首相の「国会質問で外務省や経産省が変わるかもしれない」要請を受けて自民比例区に出馬。1期6年の決意。当選すれば、既得権を壊すため独立総合研究所の社長を辞任する意向だ。税制や住宅規制などコストを下げないと、異次元緩和の罠にはまりかねない。一筋の光明を見た。

22日の日経平均103円安。大引け1万6065円。TOPIX1284(-9)。東証一部の出来高16億1500万株、売買代金1兆7000億円。9月限が1万5990円(-1.05%)の引け。10年債利回り-0.145%変わらず。上海総合が2905(+0.94%)で引けた。マザーズ指数の引け967.25(-2.71%)。出直りが見込まれる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、程度。23、24日に27日も目を離せない。異次元緩和、ネガティブ金利を通して日銀が金融政策に深入りし過ぎた。7月に動くと弾がない。出口を模索しながら財投で腹をくくるところだ。(了凡)