証券ビュー

アンコール伊勢町

バイオ創薬関連リード 6~7月新興市場中心に個別物色    (2016.06.06)

 

前週末反発。踏みとどまった。増税再延期、同日選なしのほか手掛かり難。政策期待持ち越しで主力が見送られ、新興市場中心に個別物色が活路になった。JQ平均、マザーズ指数が3日振りに反発。■■■■■(****)の暴落を消化した。新薬の治験不調が伝えられ、5月25日7700円を高値に6日連続S安となり6月2日1014円の安値。延べ5300万株の投げをこなし波及しないためだ。全体に与える影響が大きい。これでETFの■■■■■■■(****)当確。3日3715 円(+1.64%)で引け、7月の指数先物上場にかけて2年振り5000円大台挑戦の運び。バイオ創薬関連がリードしそうだ。■■■(****)然り。21日の総会に向けてIR(昨年6月2本)を期待できる。3~7日米国シカゴ、7月28~30日に日本の神戸でも臨床腫瘍学会がある。167、964のほかA101に海外の評価が高い。導出先も気になるところだ。2012年11月からアベノミクス大回り3年小回り3ヵ月の踊り場。6~7月ターニングポイントと述べた。グローバリズムの反動とみられ、9月G20 (中国杭州)と11月の米国大統領選がポイント。後半、原油や鉄鉱石など主要商品の2番底が予想される。日本の場合、マイナス金利がデフレをもたらし夜明け前。終戦直後と同様コンドラチェフの長期波動が2015~16年に底入れ。むしろ、貿易黒字拡大、金融緩和、政策限界などバブル化による景気好転が見込まれる。このため、予想される反動にも前向き。偏在している緩和マネーがマイナス金利の突き上げで現預金から流動化。追って内需中心に主力が息を吹き返す見通し。円高株高になればしめたもの。中長期、日経平均の全値戻し(3万8915円)も考えられる。日銀が今のペースで毎年80兆円の国債引き受けを続けると、2018年全体の半分、31年にすべてを占めるという。1990年のバブル崩壊が尾を引いていることも事実。今年5月、関東のゴルフ会員権がアベノミクス直前の安値を更新。不良債権を持ち越していることがわかる。このため、水面下でバブル再燃(景気上昇)を期待する声が広がっている。3日、米国主要3指数軟調。金先物が急伸した。5月の雇用統計で非農業雇用者が+3.8万人(市場予想+16万人)にとどまり猛烈なドル売り。1ドル106円台に入ったため。7月の利上げも後退し、週明け105円台を試す見込み。6~7月踏ん張ると、後半の反動を吸収し来年の反転をものにできる。

3日の日経平均79円高。大引け1万6642円。TOPIX1337(+5)。東証一部の出来高16億7000万株、売買代金1兆7600億円。6月限が1万6660円(+0.42%)の引け。10年債利回り-0.105%(-0.005%)。上海総合が2938(+0.46%)で引けた。マザーズ指数の引け1137.99(+2.66%)。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。イベント尽めで個別物色が主流になりそうだ。面白いのが原油価格。2日OPEC総会が物別れに終わり、9月アルジェリアといわれるが、2月を底に急反発し現在50ドル前後。供給制限しなくても底値の倍近くになった。鉄鉱石や非鉄もそうで今後供給増が重し。厳しい情勢に変わりない。(了凡)