6月手掛かり難に拍車 7月マザーズ指数先物上場に集中 (2016.05.24)
週明け安い。日経平均一時319円安。後場下げ渋った。20~21日G7財務相・中銀総裁会議(仙台)で協調合意なし。麻生財務相がルー米財務長官に消費税予定通り実施を伝え、寄り前発表された4月の貿易収支8235億円にため息。3ヵ月連続黒字で円高に振れ手掛かり難。協調合意や増税棚上げ、円安など先取りした鞘を見失った。しかし、26~27日サミット(伊勢志摩)にかけて先物主導の買い戻し。持ち直して引けた。売買代金が今年最低となり閑散に売りなし。JQ平均、マザーズ指数が3連騰。間隙を縫ったもので6月にかけて高い。11日、日経平均中間反騰、マザーズ指数青天井が副産物と述べた。4月のパナマ文書公開から規格外相場となり理外の理がつきもの。双方不支持が多数占める米大統領予備選の行方を物語っている。日本も消費増税棚上げと衆院解散が見送られ、27日これといった共同声明なしにG6首脳が帰国すると、6月手掛かり難に拍車がかかる。結局、米国をはじめ自国優先、財政出動各国が判断という合意にとどまる見込み。このため、6月1日国会の会期末から2日OPEC総会、14~15日FOMCなど23日英国の国民投票にかけて膠着状態。やり切れない市場エネルギーが7月のマザーズ指数先物上場に集中すると考えた。23日、日経が■■■■(****)を採り上げ、前期から急伸している核酸医薬品の受託製造を紹介。医薬を含む同部門の営業利益が今期5割増の170億円に拡大するという。核酸医薬品なら■■■■(****)が有力。時価総額3700億円(■■■■■■■■(****)3500億円)で脱皮3年目。今年2月から上昇運に入った。■■■(****)の時価総額450億円。167や964など低分子阻害剤やペプチドワクチン、抗体のほか核酸医薬品でも先駆。現在10指に余るパイプラインが第Ⅰ~Ⅲ相にあり承認申請、上市待ち。今、来期逐一お墨つきの見通し。一連の創薬関連に追随しアンカーとみられる。★★★とはラテン語でがん、アイヌ語で神の木(イチイ)という意味だ。■■■■■■■(****)も2011年から免疫療法本格化。阪大と共同で第Ⅰ~Ⅱ相の段階。近く人気化が見込まれる。■■■■■■(****)さえ胆道がんOTS102が第Ⅱ~Ⅲ相にあり気になる。一連の創薬関連が6月にマザーズ指数先物上場を先取り。上場来高値を更新しそうだ。週刊現代6月4日号の見出しが凄まじい。この国を元気にしよう 安倍よ聞け 日本経済復活 田中角栄ならこうする マイナス金利即刻中止。アジア版列島改造論を呼びかけ、中国を取り込もうとするもの。踊り場特有の場味になってきた。
23日の日経平均81円安。大引け1万6654円。TOPIX1338(-4)。東証一部の出来高17億3000万株、売買代金1兆7000億円。6月限が1万6650円(-0.54%)で引けた。10年債利回り-0.105%(+0.005%)。上海総合が2843(+0.64%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)と■■■■(****)止まり。6月に中締めの予定だ。受け売りだが、ドル安に言及したFOMC議事録が18日公表されると、ドルが7週振り高値に急上昇。米当局が6月利上げの可能性を示唆し裏目に出る恐れもある。当局が利上げできないのはドル高を意味するため。世界のデフレ圧力になる。強気発言の圧力を受けながら実際にさほど行動できないという。(了凡)