唯一マザーズ指数堅調 理外の理になりかけたバイオ革命 (2016.05.12)
高寄り後伸び悩み。先物売りに見送られた。日経平均一時249円高。前日の米国株高、109円台前半の円安によるもので、ヘッジファンドの売りポジションが伝えられ腰砕け。手返しとみられる。円高に振れ、ドル建て日経平均に痛痒なし。13日のSQを控えポジション調整とも受け取れる。引けあと、■■■(****)の2017年3月期(連結)40.4%営業減益見通しが流れた。円高によるもので、■■■(****)が私的整理に追い込まれると取引先に負担が広がり。決算発表を13日に延期した■■■(****)の影響も大きい。ニュートラルな地合いというが、ぎくしゃくした印象。唯一マザーズ指数が堅調で1225.40(+2.41%)の引け。4月21日の高値1230.82にあと一歩だ。同指数先物上場が7月に迫り、最高益更新が90社にのぼる見込みで強気。この日、■■■■■(****)が好決算を発表して急伸しただけに、12日の学会で★-588410第Ⅲ相の反響次第。先駆した■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)がもう一皮むける。■■(****)と■■■(****)にも跳ね返る。免疫療法で同根。ひところ世界最先端といわれ、2012年★★★102(すい臓がん治療用ワクチン)が第Ⅲ相で中断。NHKや朝日新聞の報道に物議を醸したが、第Ⅱ相まで良好であり現在胆道がんで治験継続中。■■■■■■(****)が10日急動意。11日続伸し倍や3倍、10倍返しといわれるのもわかる。国内で2014年7月発表された■■■■■■(****)の「★★★ーボ」と15年9月の「★★ニ―配合錠」(C型肝炎)がバイオ革命をリード。原油2番底や円高、中国リスク再燃など一線を画したパフォーマンス。M&Aも考えられ理外の理になりかけている。受け売りだが、4月29日中国当局が鉄と鉄鉱石の投機取引を規制。手数料引き上げと夜間取引短縮を打ち出した。このため、同中旬トン410ドルを超えていた鉄鋼ビレットが5月10日320ドルに急落。輸入鉄鉱石も4月下旬70ドルから22%落ち込んだ。相場高騰で輸入が増加し、鋼材も期待で上げただけに、スクラップの急落も時間の問題という。中間反騰に似ている。5月26~27日サミットを前に消費増税棚上げ、財政出動、規制緩和。さらに、日銀の追加緩和など総合経済対策を先取りするものだ。早ければ、来週にも材料出尽くし。6月14~15日FOMC、日銀政策決定会合、さらに同23日英国の国民投票も売り方の買い戻しを迫るもの。総踏みなら総投げだが、逆も考えられるわけだ。
11日の日経平均13円高。大引け1万6579円。TOPIX1334変わらず。東証一部の出来高21億2800万株、売買代金2兆1800億円。6月限が150円高で寄り1万6580円変わらず。10年債利回り-0.105%(-0.005%)。上海総合が2837(+0.16%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など関係分。これまで大規模な金融緩和、財政にひきかえ、成長戦略が不発といわれる。既得権者と官僚の強い抵抗によるもの。今回期待される対策もお題目が並ぶだけという。■■■■■(****)出直り。■■■■■■(****)強気。死中活ありだ。(了凡)