押しが浅いマザーズ 10~12月から来年1~3月強気 (2016.04.25)
前週末急伸。日経平均高値引け。4連騰になった。後場中頃、日銀が金融機関向け貸し出しにマイナス金利検討が伝えられ、外資が円安株高ポジションに切り替え。銀行や保険、証券のほか主力に買い戻しが入り大商い。半面、マザーズ指数が反落した。4月12日まで1週間、IMM通貨先物に投機筋の対ドル円買い越し6万6190枚と最高。溢れんばかりで円安株高寸前だったという。マザーズの押しが浅く、人気再燃が予想される。今年半ば同指数先物が上場される予定。構成銘柄211の底上げも考えられる。4~6月、7~9月を通じて円安株高の巻き戻しが見込まれるためで、試算すると2月12日の667.49を底に1750、2160も目安。2000年のITバブルと同様に次世代がテーマ。緩和マネーが既存産業や原油の戻りに飽き足りず、創薬やAI、IoTなど成長産業探し。1年以上引き回すとみられる。■■■(****)が一例。22日、353円で引け出来高494万株。20日378円を戻り高値に1割押さず三角もち合いに入った。仮需がこなれ実需の食い込みによるもの。材料豊富だけにIR待ち。春の学会もある。昨年11月高値409円カイから本格高が見込まれる。抗体作製で指折りの■■■■■■■(****)と業務提携。★★★102をパイプラインの一角に持つ■■■■■■(****)も買い増しだ。東証一部では■■■■■■(****)が目玉。22日1309円で引け出来高398万株。中国68ヵ所の製鉄所(推定5000万トン)が生産を再開したほか、6月2日の主要産油国会合でも減産合意の難航が予想されるためだ。場合によると、中国、ロシア、サウジなど7月以降通貨切り下げが見込まれる。4月8日1026円を2番底に切り返し、1400~1600円が視野に入った。■■■■■(****)、■■■■(****)も国際商品4年サイクルの反転軌道上。半値戻し、中間反騰を目安に利食い千人力。3月2日述べたように、■■■■■(****)の201円がめどだ。外部要因によるもので、2016年1~3月5兆円売り越した外資次第。彼らが先物とオプションで日本株を動かしている。国内勢は現物を主力にクール。大手企業も円ドル100円を購買力平価に底力がある。政府や日銀の政策が出尽くし民間より後手に回っているのが現状。来年後半から原油安の影響で貿易収支の改善が年間10兆円レベル。実体経済に効いてくる。4~6月総踏みなら7~9月総投げだが、10~12月から来年1~3月にかけて円高株高。何よりファンダメンタルズの好転が大きい。21日に日経平均が半値戻し、中間反騰1万8425円に挑戦。理外の理が見込まれる。
22日の日経平均208円高。大引け1万7572円。TOPIX1407(+13)。東証一部の出来高30億1100万株、売買代金2兆7800億円。6月限が210円安で寄り160円高の1万7570円引け。10年債利回り-0.110%(+0.015%)。上海総合が2959(+0.22%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)程度。■■■■■(****)がジリ高。■■■(****)、■■■■■(****)出番待ち。■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など前途洋々。5月27日に米大統領広島訪問が伝えられ、思わぬ光明をもたらしそうだ。 (了凡)