利食い見切り千人力 4~6月総踏みなら7~9月総投げ (2016.04.22)
買い戻し一色。日経平均一時475円高。半値戻し1万7367円を実現した。原油先物が42ドル後半まで戻しリスクオン。米国株高、円高一服、20兆円規模の大型補正も伝えられ全面高。戻り待ちの売りをこなすところだ。22日からGWにかけて大筋もみ合い。ECB理事会、FOMC、日銀の政策決定会合など手掛かり。中間反騰1万8425円を目安に戻り高値更新も考えられる。ピーク更新までNYダウあと255ドル、S&P500が28ポイントに迫り、日経平均も連動するためだ。4~6月総踏みなら7~9月総投げが予想され、GW前後それなりの備えが必要。米国が全値戻し、日本が半値戻しにとどまり不公平だが、10~12月と来年1~3月が岐路。ドル安米国株安が見込まれ、円高株高に軌道修正しないと共倒れ。13日、■■■(****)と■■■■■■(****)による二足のわらじ。半年後、円高株高を仮説に日米逆転を検証すると述べた。マザーズ青天井、米国経済の長期停滞を見越したもので、日本の場合、昨年11月から貿易収支の黒字が定着。一段と拡大が見込まれる。マザーズにがん創薬、AI、IoTなど世界レベルの次世代バブルが生まれ、米国経済の停滞にはドル安株安がつきもの。一時的に金やプラチナ、銀といった貴金属が管理通貨制度のひずみを埋め緊急避難。金相場が今年16%上昇。40年振り最高のパフォーマンス。安全資産として先高が見込まれるのも道理だ。気になるのが■■■■(****)。3月12日に安値3万5000円をつけ21日の引け3万70000円。メガバンク3行よりひどい。ひところ、黒田総裁就任期待で10万円目前まで見守った。現在3分の1の水準。この上追加緩和に踏み切ると、マイナス金利のコスト負担がのしかかり、近い将来債務超過も考えられるためだ。次々金利のついた国債が償還され収益悪化。試算では、金利が0.7%上昇すると自己資本6兆円が吹っ飛ぶという。フィナンシャルタイムズがマイナス金利による資産劣化でECBと日銀に警告した。受け売りだが、黒田総裁は1日も早くマイナス金利つきQQEで経済を回復。正常な状態に戻すというが、効果が出なくても出て金利が上がる時も金融システムに大きな負担。無謀な賭けに出たという。至極もっともだ。5月に全貌が明らかになるパナマ文書、6月の国民投票でEU離脱の有無が決まる英国以前の問題。それに、苦戦が伝えられる24日の北海道5区衆院補選。与党が落選すると厄介。半値戻しと中間反騰を目安に利食い見切り千人力と述べた通りだ。
21日の日経平均457円高。大引け1万7363円。TOPIX1393(+27)。東証一部の出来高22億8300万株、売買代金2兆4700億円。6月限が410円高で寄り540円高の1万7410円引け。10年債利回り-0.120%(+0.015%)。上海総合が2952(-0.66%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など関係分。■■■(****)が363円引け。MELK阻害剤167が米国の固形がん第1相登録完了。豪州の経過よし等のIR。パンチ不足だ。現在、パイプラインⅡ相3本、Ⅲ相1本。4~6月に市場を沸かせる見通しだ。(了凡)