証券ビュー

アンコール伊勢町

アベノミクス正念場 マザーズを突破口に巻き返し (2016.04.21)

買い戻し一巡後反落。後場伸び悩んだ。寄りあと日経平均225円高。3月31日以来1万7000円を回復。その後、手掛かり難で小動き。値下がりの方が多い。原油先物がクウェートのスト収拾を受けて再び40ドル割れ。上海総合急落、GLOBEX(シカゴ24時間先物)軟調、■■■■■(****)の燃費試験不正会見が伝えられ一時S安。さらに、首相が熊本地震・景気テコ入れを優先し同日選見送りという。先駆したマザーズ指数が6日振りに反落。フルイがかかった。第一、米国の主要3指数が悩ましい。S&P500があと30ポイントで史上最高値。米大統領予備選が異例の事態でぎくしゃくする一方、アップルのスマホ減産、インテル1万2000人削減、米国ヤフー11%減収(1~3月期)など主力が頭打ちの印象。IMFやOECDが世界経済を下方修正した矢先、来週FOMCと日銀の政策決定会合があり、5月26~27日の伊勢志摩サミットにかけて日本の政策が明らかになる見通し。11日述べた2番底から日経平均の半値戻し1万7367円、中間反騰1万8425円なしに収まらない。20日発表された貿易収支によると、2015年度1兆792億円の赤字(14年度9兆1277億円赤字)に88%改善。原油をはじ国際商品の輸入代金が記録的に落ち込んだためだ。2月に黒字転換し3月7550億円に拡大。12日述べたように、2月の経常黒字2兆4349億円(63.7%増)を計上し20か月連続定着。経常も拡大が見込まれ円高株高に軌道修正しないと世界中共倒れ。日本時間15日のG20(ワシントン)で日米利害対立が伝えられ、熊本地震と円高、原油安を巡り正念場を迎えたアベノミクス。4~6月前門の虎、後門の狼と述べた通りだ。■■■■(****)がリストラを発表した直後で巻き返しが予想される。結論からいうと、為替や原油に左右されないマザーズが突破口。10週連騰で一服も当然。バイオやAI、IoTなど次世代をテーマにこれまでの常識を破る革命的なものばかり。1999年スタートした猛烈なITバブルが1年以上続いたように、がん治療薬を中心とする免疫療法、AI、IoTもフィードバックによる一部実用化が手掛かり。2、3年続くことも考えられる。患者のがんに対し免疫力を高めるのがネオアンチゲン療法。■■■(****)は、1980年代後半から20年以上★★★★★★★★・ワクチン療法に実績。日米で★★★★★★★★とネオアンチゲンの開発戦略が決め手。iPS細胞より早く実用化される見込みだ。20日、好押し目とみられる。

20日の日経平均32円高。大引け1万6906円。TOPIX1365(+2)。東証一部の出来高20億8800万株、売買代金2兆2300億円。6月限が180円高で寄り1万6870円変わらず。10年債利回り-0.135%(-0.005%)。上海総合が2972(-2.31%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)など関係分。金相場が今年に入り16%上昇。1975年以来40年振り最高のパフォーマンス。不安定な世界経済に安全資産として需要が高まっている。(了凡)