問題ない偽りの夜明け 声からし不安煽る大手メディア (2016.04.15)
買い戻しに拍車。日経平均高値引け。3日で1158円上げた。原油高がドル高を促し円安株高に跳ね返る展開。5月にかけて戻りを試すとみられる。14日G20財務相・中銀総裁会議、15日IMF世銀総会、17日産油国会合のほか26~27日FOMC、27~28日の日銀政策決定会合が決め手。4月8日1万5471円を2番底に13、14日窓を開けて切り返した。3空でも収まらない。2月16日マイナス金利実施から2ヵ月。行き過ぎた下げの修正によるもので、半値戻し1万7367円が目安。2番底から中間反騰を計算すると、従来の1万7700円が1万8425円に上がった。マザーズ指数が年初来高値を更新。9年振り1100ポイント大台替え。全銘柄値上がり率トップ10のうち7つを数える。4~6月、理外の理にふさわしい。2月12日と4月8日売り方がつかまったと考えられ、買い戻しを迫られるためだ。5月26~27日伊勢志摩サミット、6月23日EU離脱を巡り英国の国民投票、10月SDR入りを前に人民元切り下げも焦点。これから半年激しい攻防が予想され、売ると上がり買うと下がる公算が大きい。本尊といわれる国際金融資本がリーマンショックを口火に大恐慌を仕掛け、戦後70年営々蓄積した欧米や日本の優良資産を追い回しているのが現状。再三再四難を逃れ、米国が利上げに舵を切る一方、欧州と日本がマイナス金利にはまり極限状態。4~6月、7~9月ガチンコ勝負になりそうだ。月末FOMCと日銀の声明を踏まえ、サミット、英国の国民投票、人民元SDR入り前フルイがかかる。日本の場合、日経平均が年初来4000円以上押し、下振れから反転したばかり。半年先の悪材料を織り込んだ。昨年11月から貿易黒字が定着。拡大が見込まれるだけに強気。7~9月人民元安を消化すると半年後買い戻し。来年主力が息を吹き返し、日経平均2万円も考えられる。大手メディアが声をからし不安を煽っているが心配ない。消去法で日本と述べた通り。国民が政府与党や日銀の手の内を読んでいるためで大本営発表しかり。パナマ文書に米国と日本の政治家や要人が出てこないのも救い。サミットで広島の平和公園と伊勢神宮が取り沙汰され日本のイメージが変わりそうだ。世界で一番貧しいというムヒカ前大統領(80)が来日した直後で清々しい。今年は株と債券、国際商品との絡みで■■■(****)と■■■■■■(****)二足のわらじ。4~6月か7~9月、居どころが一変する見通し。原油高とドル高が偽りの夜明けといわれるが、日経平均の半値戻し・中間反騰に向けたもので問題ない。
14日の日経平均529円高。大引け1万6911円。TOPIX1371(+38)。東証一部の出来高25億株、売買代金2兆6600億円。6月限が240円高で寄り480円高の1万6900円引け。10年債利回り-0.090%変わらず。上海総合が3082(+0.51%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など関係分。FRBが4月再利上げを見送り、6月に先送りすると5月再びドル高。円安株高が見込まれる。米大統領選を前にドル安説も根強く、原油や非鉄など国際商品が動くとみられる。■■■■(****)よし。■■■■■■■(****)と■■■(****)買い増し。■■■(****)、■■■■■(****)出番待ちだ。(了凡)