証券ビュー

アンコール伊勢町

アベノミクス逆回転 てんこ盛りの緊急対策見届ける (2016.04.06)

続落で始まり全面安。日経平均一時424円安。発会に次ぎ6日連続安になった。マザーズ指数も6%安。アベノミクスが逆回転している。1月29日に日銀がたまりかねてネガティブ金利導入を発表。2月16日から一発逆転を狙った模様で裏目が出た。年度末まで年金や郵貯、日銀の介入など公的資金が外資の売りを吸収したが、新年度入り手薄となりKO寸前。2度目とあってこたえる。第一、原油安や中国リスク、米国再利上げ等世界の節目に日銀の金融政策など最初から通用しない。奇をてらっても自滅するだけだ。後場に入り財務省と金融庁、日銀が国際金融の情報交換を巡り幹部会合と伝えられ小戻した程度。前日述べた円ドル110円割れ寸前となり大半安値圏で引けた。8日オプションSQの駆け引きもある。興醒めに違いないが、2月12日の日経平均1万4865円に対し2番底を探る場面。2度あることは3度あり、3度目の正直もアンチテーゼ。半値戻し1万7367円、中間反騰1万7700円の呪文を唱え、マザーズに限り突っ込み買い。5月26~27日の伊勢志摩サミットにかけ、てんこ盛りの緊急経済対策を見届けたい。若林栄四説によると、近い将来円ドル65円が収束地点といわれるが、佐々木融説によると、中期購買力平価が均衡する水準93円。年末103円が目安という。一筋縄で実現すると思えず、道中往々にして逆の目も考えられる。291円で引けた■■■(****)が一例。先駆した■■■■■■■■(****)■■■■■■■(****)にひきかえ出遅れ。2012年から5年がかりで逆三尊底をつくり出番待ち。昨年11月米国立がん研究所のプログラムに同社のTOPK阻害剤が採択され、以来3月23日までIR計11本。先駆2社よりはるかに多い。国内外治験約16本が手掛かり。円ドル65円、バーゼル3(2018年から実施される銀行のBIS自己資本規制)にもひけをとらないスケール。どうつき合うかに尽きる。1045円で引けた■■■■■■(****)然り。NY金先物の自律反発につられ、3月7日1358円まで戻し死んだふり。2月15日の窓を埋めた。世界中が金現物を沈潜中で時期尚早とみられるが、4~6月買い下がりの好機。自動車や電機、半導体など日本の主要産業が頭打ちとなり、株や債券に対し国際商品がどう動くか指標にもなる。国内で唯一高品位の菱刈金鉱山が稼働し、これまで控え目に実績を積み上げているところがいい。

5日の日経平均390円安。大引け1万5732円。TOPIX1268(-34)。東証一部の出来高22億3300万株、売買代金2兆2700億円。6月限が10円安で寄り320円安の1万5730円引け。10年債利回り-0.070%(+0.015%)。上海総合が3053(+1.45%)で引けた。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)止まり。受け売りだが、自分を忘れ他人を利することを徹底してやる会社が残っていくという。それに、人生はたった一度。自分の寿命が80とすれば残りの命もわかる。無駄な時間はどこにもない。さらに、原理は何も進化しない。会社の原理が株主のものなら何もしないでいいのかという。■■■■■(****)強気。■■■(****)、■■■■■(****)よし。前門の虎に備えるところだ。(了凡)