呪文唱え4~6月決戦 ないから出てくる日本の真骨頂 (2016.04.05)
週明け小動き。売り一巡後買い戻しが入り模様眺め。引けも小甘い。日経平均5日連続安。発会から12日まで6日連続安に次ぐもので、TOPIXとマザーズ指数が反発。マザーズの売買代金1848億円が明るい材料。当面、円ドル110円割れが気掛かりという。日銀が異次元緩和に踏み切り丸3年。2年で2%インフレ、名目GDP4%を目指す金融政策に失敗。1月29日のネガティブ金利導入も裏目に出て引っ込みがつかなくなった。■■(****)が白物家電と医療機器事業を売却して運転資金を捻出し、原子力事業を残したのが不合理なら、■■■■(****)とホンハイの紆余曲折も国策のひずみと考えられ、5月のサミットにかけて発表される緊急経済対策が焦点。再三述べた消費税棚上げ、補正10兆円規模、さらに追加緩和も投入。この上限界といわれるが、ないといってから出てくるのが日本の真骨頂。現に、ヘッジファンドが金融政策で2度日銀に煮え湯を飲まされ、今でも羹(あつもの)に懲りて膾を吹いている。何が出るか予想もつかないため、おいそれと売りポジションを組めないわけだ。昨年11月フランス、3月にベルギーで起きたテロが、2001年米国の同時多発テロから15年を数える「テロとの戦い」の落ち。何も得られず、貴重な命と膨大な資産が失われた。日本の奥の院も先が読めず誤指導ばかり。サミットを前に洗いざらい財政・金融政策をてんこ盛り。スティグリッツほか3教授指南も米国本尊筋の意向とみられ、4~6月先送り決戦。4月を前門の虎に7月後門の狼。7~9月オケラである。それでも、日経平均半値戻し1万7367円、中間反騰1万7700円の呪文を唱え、マザーズ青天井入りをお伝えした。事実、■■■(****)が322円まで戻し、免疫療法のマグマが上がってきた。阻害剤と抗体を手掛かりに外資がしこたま集めた模様で、■■■■■■■(****)も動意含み。欧米でも春の学会シーズンに相当し、5日の毎日新聞で免疫療法が阻害剤と抗体により、抗がん剤治療の限界を突破する旨続報する見込み。★★★102から治験が始まり、良好な経過が伝えられたにもかかわらず、取材なしに「消化管出血」が重篤な有害事象と伝えた朝日新聞こそ誤報。■■■■■■(****)も息を吹き返す。■■■■■■(****)のオプジーボを口火に流れが一変した。がんワクチン、抗体医薬、低分子医薬など国内外約16本のパイプラインがモノをいう。導出先も引く手あまた。以前から■■■■■■■(****)が非常に意欲的だ。前週末、マザーズ指数が大引け新値で希望をもてた。
4日の日経平均40円安。大引け1万6123円。TOPIX1302(+1)。東証一部の出来高20億6800万株、売買代金2兆円。6月限が90円安で寄り130円安の1万6050円引け。10年債利回り-0.085%(-0.020%)。上海総合は清明節のため休場。ブラジルの主要株価指数が1月を底に3割強戻し、中国も中間反騰途上。前門の虎を突破する場面だ。値上がり率ランキングによると、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など関係分。これらの半値戻し・中間反騰が一巡すると■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など底入れ。7~9月も悲観に及ばず、10~12月と来年を視野に前向き。巡り巡って日本にお鉢が回ってくる。(了凡)