政策期待に尽きる場面 4月を前門の虎に7月後門の狼 (2016.04.01)
年度末安い。持ち高調整売りに日経平均安値引け。取って置きのドレッシングを上回った。4月の米再利上げ後退が円高に跳ね返っているためで、1日の日銀短観、米雇用統計(3月)発表待ち。銀行を除き食品や情報通信、小売りなど内需関連も見送られた。マザーズ指数4連騰だが、民泊やゲーム関連人気で盛り上がりに欠ける。日本のGDPが昨年10~12月期、1~3月期連続下振れしたほか、米国S&P500社の昨年10~12月期2.9%減益。1~3月期95社が予想を下回るという。政策期待で上げ賛成だが、割高なため見送られているのが現状。日本時間31日朝、安倍首相が政府専用機で米ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着。日本大使公邸で世界銀行の総裁やグリーンスパン元FRB議長(90)、ルービン元財務長官(77)など経済・金融の専門家と会談。新興国や原油動向、消費増税の有無など成長持続を巡り意見交換した。5月の伊勢志摩サミットで新たなメッセージが出るとみられ、4月の衆院補選と7月「衆参同日選」が前門の虎、後門の狼。政策期待に尽きる場面。内部要因が手掛かりになりそうだ。前日述べた昨年12月18日の上ヒゲから日経平均5000円安、2月12日の信用評価損25.76%もヒント。反作用なしに収まらず、三角もち合い放れが見込まれる。市場が懸念する円高株安と対極にある■■■■■■(****)の2番底がポイント。追って金先物2段上げが予想され、黄金分割で計算すると1453ドルが目安。すでに1700ドルまで視野に入った。国際商品の4年サイクルによるもの。中国がNYとロンドンの金保管庫を買い取り、AIIBを通じて新シルクロード(ユーラシア圏)の金鉱山開発に乗り出すのもわかる。人民元の大幅な切り下げにそなえ金準備が不可欠。4~6月買い下がりだ。中国といえば、3月18日香港のメディアが著名なコラムニスト(35)の失踪を伝え、当局により削除された文書が公開された。習近平同志に党、国家指導者として辞任を要求する内容。鄧小平の方針を放棄し盲目的に手を広げ周辺国に中国包囲網。香港、マカオ、台湾の一国二制度を否定し直接香港に損傷を与えた。経済的にも株式と不動産市場に大打撃を与え、国有企業の従業員が大量に失業。民間も倒産の嵐が吹き荒れた。しかるに、官僚たちが失脚を恐れまともに仕事をしない。反腐敗活動が権力闘争であることは誰の目にも明らか。同志本人と家族の安全も案じられるという。相手が困った時こそ外交のチャンスといわれる。
3月31日の日経平均120円安。大引け1万6758円。TOPIX1347(-9)。東証一部の出来高22億2500万株、売買代金2兆3000億円。6月限が70円高で寄り180円安の1万6760円引け。10年債利回り-0.050%(+0.045%)。上海総合が3003(+0.11%)で引けた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)程度。■■■(****)は一段と有望。3月陽線で引け出番待ち。4~6月409円カイが見込まれる。■■■(****)、■■■■■(****)強気。■■■■(****)、■■■(****)よし。■■■■(****)も面白い。 (了凡)