4年つき合い高嶺の花 分水嶺超えた日本経済に答えなし (2016.03.17)
売り一巡後下げ渋り。日経平均一時167円安。後場一段と見送られた。FOMC声明待ち。出来高、売買代金ともに今年最低。売り買い「武装解除」され神妙な地合いだ。FRB議長に利上げ圧力がかかり、日本の官製相場も年度末まで。必要なら、消費増税見送り追加補正。さらに4月、追加緩和も予想される場面。日銀が2月16日ネガティブ金利を導入して1ヵ月になるが、日本経済が分水嶺を超えたといわれるだけに、刺し違えたところで答えなし。2月15日に日経平均が1069円高を演じて以来小動き。三角もち合いに持ち込んだ空売りが半値戻しのエネルギー。1万7367円を目安に1万7700円も考えられると述べた。下振れした場合、■■■■■■(****)を買い増し。16日以降、4~6月にかけてNY 金先物が戻り高値を更新する見通し。国際商品の4年サイクルに見合うもので、従来から通貨危機に強いためだ。欧米や中国と政策協調が後退し、日銀の異次元緩和も峠。この上、マイナス金利の効果が出ないと総崩れ。万一に備える必要がある。十分かどうか検証で明らかにするほかない。根本的な解決方法が見当たらず、消去法で適応するものだ。日経平均が信託銀行の一手買いで下駄をはいている以上、新年度明け予想される円高を日銀の追加緩和で乗り切れると限らない。1~3月期主要企業の下方修正が見込まれ、4~6月期ないし7~9月期も流動的だけに日経平均の半値戻しも割高。1万5000円前後こそスワリがいい。受け売りだが、平成に入り日経平均が50%前後下がった例5回。ザラ場高値から平均53%、下落期間同23カ月という。今回が平均と同じなら、来年4月まで調整が続き1万円割れ。世界の金融市場が混乱し円高に振れる公算が大きい。それに、一段と金利が低下して金(ゴールド)の保有コストも割安。1990年代半ばから2000年代前半にかけて同様の場面があり、今後似たようなことが起きる見通し。同社の場合、二番底を計算すると1185円。2012年10月、稼働中の菱刈で新たな鉱脈(30トン)が発見され推定埋蔵量約180トン。4年つき合えば、これから世界で起きる逆回転を大半織り込み高嶺の花。黄金分割で計算すると3275円が目安になる。一方、■■■(****)も負けていない。16日、新着情報で昨年12月18日の研究開発説明会配布資料英語版をネットで流した。旧聞に違いないが現在進行中。同社を相手に外資がキャッチボールを始めたようだ。