弱気及ばず中長期強気 4年サイクル念頭に買い下がり (2016.02.29)
前週末伸び悩み。買い戻しが一巡し模様眺め。寄りあと332円高の日経平均が安値引けになった。上海のG20・中銀総裁会議を見越したもので、前日持ち直したNY原油先物や円安、欧米株高など支援材料息切れ。議長国の中国が経済に自信を強調し、通貨切り下げを否定。強力な報道管制のもと協調期待が後退した。26日本卦還り、利食い見切り千人力と述べたが、日経平均が1万6472円の戻り高値をつけた寄りあとまで。12日1万4865円を安値に23日1万6350円の小天井を抜いてお開き。自律反発にとどまった。昨年12月18日の上ヒゲに対し半値戻し1万7367円なしに収まらない。今後予想される波乱のたび円高株安の巻き戻しが見込まれ、新年度以降予断を許さないためだ。26日述べたオイルダラーとヘッジファンドのリスクオフが主因。金融緩和、財政出動、資本規制。さらに、ネガティブ金利の限界まで追い込まれ、経済合理性が矢面に立たされた。消去法で日本と述べ基本的に問題ないが、年度末乗り越えても4~6月、7~9月つかまりそうで、アベノミクスの半値押し1万4809円割れを覚悟。1999年の■■■■■(****)を前例に26日■■■■(****)を打診買い。まる1年塩漬けと述べた。恐慌こそ100年に一度の稼ぎ時という。受け売りだが、日本政府の債務残高1229兆円(2015年)。これに対し純債務約半分でGDPの120%程度。ムーディーズやS&Pに格下げされるほど深刻でない。試算で政府の外貨準備と民間の海外純資産合計340兆円世界一。バブル崩壊から20年以上、リーマンショックをこなしダントツだ。中国の外貨準備365兆円(16年1月末)にしても、民間の海外純債務と差し引き若干プラス。赤字転落が予想される。それに、18ヵ月後実体経済に浸透する原油安が来年後半から寄与。3~4年交易条件の改善が加速する見通し。鉄や非鉄、ナフサなど国際商品の需給調整によるもの。電力、ガス、ガソリン、灯油など原油20ドル時代に里帰り。黄金分割で計算すると18ドルだ。日本企業の体質が一変する。このため、中長期強気。金をはじめ非鉄の4年サイクルを念頭に■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)よし。■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)買い下がり。年度末から4~6月、7~9月突っ込み買い。2016~17年申酉(さるとり)騒ぎ、18~19年戌(いぬ)笑い亥(いのしし)固まる時がやってくる。
26日の日経平均48円高。1万6188円安値引け。TOPIX1311(+3)。東証一部の出来高21億6300万株、売買代金2兆1100億円にとどまった。3月限が200円高で寄り130円高の1万6260円引け。10年債利回り-0.070%(-0.005%)。上海総合2767(+0.95%)の引け。値上がり率ランキングによると、関係分でIRが出た■■■(****)に■■■■(****)が入った程度。警戒人気が強いだけに思ったほど下がらない。年度末、政府や日銀の補正、消費税棚上げ、覆面介入など官製相場の成り行きが注目される。弱気及ばず。■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)から■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)まで受けて立つ場面。むしろ年度末、英気を養うところだ。(了凡)